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陰茎がん

執筆者:

J. Ryan Mark

, MD, Sidney Kimmel Cancer Center at Thomas Jefferson University

最終査読/改訂年月 2018年 1月
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本ページのリソース

通常、陰茎のがんは皮膚がんです。皮膚がんは陰茎のどの部分でも発生する可能性がありますが、最も多いのは亀頭(円錐形をした陰茎の先端部分)で、特にその根元で多くみられます。米国では、陰茎に皮膚がんができることはまれで、割礼を受けた人ではめったにみられません。

原因

陰茎がんの原因としては、長年にわたる刺激が考えられ、通常は包皮の下の刺激です。ヒトパピローマウイルスに感染したり割礼を受けていなかったりすると、リスクが上昇します。最も多いのは扁平上皮がんです。また、頻度は少ないものの、ボーエン病({blank} ボーエン病)、乳房外パジェット病({blank} 乳頭パジェット病)、ケーラー紅色肥厚症といった前がん病変も起こります。

症状

がんは通常、赤くなった痛みのない領域として現れ、しばしばただれを伴いますが、硬化した領域やいぼのように見えることもあります。がんは他の多くの増殖とは異なり、数週間では治りません。ケーラー紅色肥厚症では、通常は亀頭の先端や包皮の内側に、赤みを帯びた、滑らかなまたはかさぶた化した病変が限局的に生じます。ボーエン病も外見は同様ですが、陰茎体上で発生します。ボーエン様丘疹症では、多くの場合、陰茎体により小さな隆起が出現します。鼠径部のリンパ節は、がんが転移したりリンパ節が感染や炎症を起こしたりすると、腫れることがあります。

診断

  • 生検

  • ときにCTまたはMRI検査

陰茎がんの診断を下すには、採取した組織サンプルを顕微鏡で調べます(生検)。ときにCT(コンピュータ断層撮影)検査またはMRI(磁気共鳴画像検査)を行い、がんが陰茎外の他の組織に広がっているかどうかを調べます。リンパ節が大きくなって炎症を起こしている場合は、生検を行うことがあります。

治療

  • ときにフルオロウラシルまたはイミキモドのクリーム剤の外用

  • 手術

早期のがんや小さながんの治療では、フルオロウラシルまたはイミキモドを含有するクリーム剤を処方する場合や、レーザーや手術でがんとその周囲の正常な組織を切除する場合があります。その他のがんは手術で切除しますが、陰茎はできる限り温存します。通常、この手術を受けた男性は、残った陰茎組織で排尿と性行為を行うことができます。がんが広範囲に広がっている場合は、さらに包括的な陰茎の手術が必要です。陰茎がんはときに鼠径部(そけいぶ)(脚の付け根)のリンパ節に転移しますので、それらのリンパ節の切除が必要になる場合があります。

ほとんどの男性でがんは小さく、転移はみられません。こうしたケースでは、治療後も患者は長期にわたって生存します。一方、がんが鼠径部リンパ節を越えて転移している患者の大半は、5年以内に死亡します。

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