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腎不全の概要

執筆者:

Anna Malkina

, MD, University of California, San Francisco

最終査読/改訂年月 2018年 7月
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腎不全とは、血液をろ過して老廃物を取り除く腎臓の機能が十分に働かなくなった状態のことです。

腎不全の原因としては、様々なものが考えられます。腎機能が急激に低下する場合(急性腎障害、急性腎不全とも呼ばれます)もあれば、ゆっくりと低下していく場合(慢性腎臓病、慢性腎不全とも呼ばれます)もあります。腎不全になると、腎臓は血液をろ過して老廃物(クレアチニンや尿素窒素など)を除去することができなくなるだけでなく、体内の水分の量とその配分(水分バランス)を調節する能力や血液中の電解質(ナトリウム、カリウム、カルシウム、リン)やの濃度を調節する能力も低下します。

腎不全がしばらく持続すると、しばしば血圧が上昇します。さらに、新しい赤血球の生産を促すホルモン( エリスロポエチン)が腎臓から十分に分泌されなくなり、その結果として赤血球数が減少します(貧血)。また腎臓では、骨の健康に欠かせない カルシトリオール(活性型 ビタミンD)を十分に作り出すこともできなくなります。小児の腎不全では、骨の発育にも影響が及びます。また小児であれ成人であれ、腎不全により骨が弱くなることがあります。

腎機能はあらゆる年齢で低下する可能性がありますが、急性腎障害と慢性腎臓病のどちらも若年者と比べて高齢者でより多くみられます。腎機能に低下をもたらす病気の多くは治療可能なものであり、腎機能が回復する場合もあります。透析腎移植が可能になったことで、かつて死を免れない病気だった腎不全は、今では管理可能な病気になっています。

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