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髄質海綿腎

執筆者:

Navin Jaipaul

, MD, MHS, Loma Linda University School of Medicine

最終査読/改訂年月 2018年 7月
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髄質海綿腎は、腎臓の集合管(尿が流れる細い管)が拡張するまれな病気です。

髄質海綿腎は通常、胎児の発育中に生じる、遺伝によらない異常が原因で発生します。ただし、ごくまれに遺伝性の異常が原因になる場合もあります。髄質海綿腎はほとんどの場合、何の症状も引き起こしませんが、この病気をもった人では、痛みを伴う腎結石血尿腎臓の感染症などが起きやすくなります。この病気のある人の半数以上では、腎臓の組織にカルシウムの沈着が認められ、カルシウムの沈着が腎結石の形成につながる可能性があります。まれに、結石により尿路が塞がります(閉塞)。

医師は症状と他の理由で行われた画像検査の結果から髄質海綿腎を疑います。腎臓にカルシウムが沈着していれば、画像検査で確認できます。診断はCT(コンピュータ断層撮影)検査の結果に基づいて下されるのが通常で、普通は腎臓へのカルシウムの沈着と集合管の拡張が認められます。

大半の人は治療を受けなくても問題ありません。しかし、感染が起きている場合や、髄質海綿腎が原因でカルシウムの沈着が生じ、そのために結石が繰り返し形成される場合には、治療が必要になることがあります。カルシウム結石に対する治療法は、大量の水分摂取(1日当たり2リットル以上)と食事療法(ナトリウムは制限、カルシウムは通常量、タンパク質は制限または通常量)です。ときに、尿中に排泄されるカルシウムの量を減少させるために、医師がサイアザイド系の利尿薬の服用を勧めることがあります。尿路の閉塞が起きた場合は、手術が必要になることもあります。感染症は抗菌薬で治療されます。

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