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後天性腎嚢胞

執筆者:

Enrica Fung

, MD, MPH, Loma Linda University School of Medicine

医学的にレビューされた 2020年 2月
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ときに、腎臓に液体で満たされた袋状の病変(嚢胞)が形成されるものの、腎臓に深刻な問題が起きない場合があります。

通常、後天性の嚢胞は症状を引き起こさず、腎臓の機能にも影響を及ぼしません。片側または両側の腎臓に、単一あるいは多数の嚢胞が形成されることがあります。

後天性嚢胞は通常症状を引き起こしませんが、ときに、 血尿 血尿 尿に血液が混じると(血尿)、血液の量や血液が尿に混入してからの経過時間や尿の酸性度などに応じて、尿の色がピンク、赤色、茶色に変化することがあります。混入した血液の量が少なく尿が変色しない場合(顕微鏡的血尿)でも、化学的な検査や顕微鏡による検査では検出することが可能です。別の理由で尿検査を受けた際に顕微鏡的血尿が発見される場合もあります。... さらに読む わき腹(側腹部)の痛み わき腹の痛み(側腹部痛) 腎臓の病気によって引き起こされる痛みは、通常、わき腹(側腹部)や腰(腰背部)に感じられます。ときに、痛みが腹部の中央に広がることもあります。通常、痛みは腎臓が急激に腫れることで、腎臓の外側を覆う膜(腎被膜)が緊張することで生じるか、結石が尿管(腎臓と膀胱をつなぐ管)に入ったために起こります。腎臓に重度の痛みが生じると、しばしば... さらに読む 、感染症(典型的には発熱および体幹側部の痛みをもたらす)がみられます。後天性嚢胞のある人、特に移植腎を有する人や数年にわたり透析を受けている人は、 腎臓がん 腎臓がん 腎臓がんでは、血尿やわき腹(側腹部)の痛み、発熱などがみられます。 最も多いケースとしては、別の理由で行われた画像検査の際にがんが偶然発見されます。 診断はCT検査またはMRI検査の結果によって下されます。 腎臓の摘出により生存率が高まり、がんが転移していなければ根治することもあります。... さらに読む のリスクがあります。このため、医師によっては、 超音波検査 超音波検査 腎疾患または尿路疾患が疑われる場合の評価には、様々な検査が用いられます。( 尿路の概要も参照のこと。) 尿路を評価する際、X線検査は通常役に立ちません。ある種の 腎結石の検出と腎結石の位置や大きさの確認には、X線検査が役立つことがあります。単純X線検査では撮影されないタイプの腎結石もあります。... さらに読む CT(コンピュータ断層撮影)検査 CT(コンピュータ断層撮影)検査 腎疾患または尿路疾患が疑われる場合の評価には、様々な検査が用いられます。( 尿路の概要も参照のこと。) 尿路を評価する際、X線検査は通常役に立ちません。ある種の 腎結石の検出と腎結石の位置や大きさの確認には、X線検査が役立つことがあります。単純X線検査では撮影されないタイプの腎結石もあります。... さらに読む を用いて後天性嚢胞の患者を定期的にモニタリングします。

後天性嚢胞は、別の理由で行われたCT検査または超音波検査で最も多く検出されます。

持続的な出血や感染症を引き起こす嚢胞には、ドレナージ(排液)が必要になることがあり、まれに腎臓の一部や腎臓全体を切除する手術(腎部分切除術または腎摘出術)が必要になることもあります。腎臓がんに発展する嚢胞には腎摘出術が必要になることもありますが、そのような事態はまれにしか起きません。

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