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肝生検

執筆者:

Nicholas T. Orfanidis

, MD, Thomas Jefferson University Hospital

最終査読/改訂年月 2017年 5月
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肝臓の組織サンプルは、試験開腹中に採取することもありますが、多くの場合、皮膚から肝臓に中空の針を刺す方法で採取します。このタイプの生検は、経皮的肝生検と呼ばれます。また、経静脈的肝生検と呼ばれる生検の方法もあります。

肝生検では、他の検査で得られない肝臓の情報を検出することができます。肝生検は、肝臓の過剰な脂肪(脂肪肝)、慢性的な肝臓の炎症(慢性肝炎)、ウィルソン病(銅が過剰に蓄積する病気)やヘモクロマトーシス(鉄が過剰に蓄積する病気)などの代謝性肝疾患、肝移植後の合併症、転移性肝臓がん(肝臓に広がったがん)などを検出するために、広く利用されています。

経皮的肝生検

経皮的肝生検は、外来で行うことができます。医師は通常、超音波検査を行って肝臓の位置を確認し、異常のある領域の生検サンプルを採取するために、生検用の針を刺す位置と角度を決定します。望ましい生検部位を特定したら、皮膚に麻酔をかけてから、針を肝臓に挿入します。中空の針を抜くと、針の内部に肝臓の小さな組織片が得られます。

サンプルを採取した直後は、肝臓の裂傷などの合併症のリスクがわずかにあるため、3~4時間は病院の外来で安静にします。肝臓が裂けると、腹腔内で出血が起こります。出血が重度であれば、ショック状態に至ることがあります。肝生検を受けてから15日間は出血が起こる可能性があるため、患者はその期間中、病院まで車で1時間以内の場所にいるように説明を受けます。これらの合併症は、まれではあるものの、深刻な問題を起こすことがあり、検査を受けた人の1万人に1人が死亡しています。肝生検を受けた後には、右上腹部に軽い痛みを感じることが多く、ときに痛みが右肩に広がることもありますが、通常は鎮痛薬で軽減できます。

経静脈的肝生検

経静脈的肝生検と呼ばれる別の手技では、カテーテルを頸静脈に挿入し、心臓の内部を通して、肝臓から出る肝静脈の1つに到達させます。そしてカテーテルの先端に付いている針を、静脈の壁越しに肝臓に刺し入れます。この手技では、経皮的肝生検と比べて、肝臓を傷つける可能性は低くなります。重度の肝疾患の合併症による血液凝固異常がある患者では、この手技が特に有用です。

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