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肝機能検査

執筆者:

Nicholas T. Orfanidis

, MD, Thomas Jefferson University Hospital

最終査読/改訂年月 2017年 5月
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肝機能検査という名称から誤解されることもありますが、これは肝臓の代謝や胆汁分泌の機能を調べる検査ではなく、実際には肝臓の炎症や肝臓の損傷を検出する検査です( 肝臓 : 肝臓の機能)。このような炎症や損傷は、肝臓の実際の機能に影響が現れる前から生じている可能性があります。肝機能検査は血液検査として行われますが、これは肝疾患の有無をスクリーニングし(例えば、献血された血液に肝炎があるかを調べる)、肝疾患の重症度や進行度と治療に対する反応を評価するための検査のうち、体への負担が少ない方法の代表例です。

臨床検査は、一般的に以下の目的に有効です。

  • 肝臓の炎症、損傷、機能障害の検出

  • 肝障害の重症度の評価

  • 肝疾患の経過や治療に対する反応のモニタリング

  • 診断の精度を上げる

肝機能検査は、患者から採取した血液のサンプルを用いて、肝臓で作られる酵素やその他の物質の濃度を測定する検査です。肝機能検査では次のような物質が測定されます。

  • アラニントランスアミナーゼ(ALT)

  • アルブミン

  • アルカリホスファターゼ

  • アルファ-フェトプロテイン

  • アスパラギン酸トランスアミナーゼ(AST)

  • ビリルビン

  • ガンマ-グルタミルトランスペプチダーゼ

  • 乳酸脱水素酵素

  • 5’-ヌクレオチダーゼ

これらのうち一部の物質の測定値は、タンパクを作り胆汁を分泌するという肝臓本来の機能が、どの程度維持されているかの目安となります。その他の物質の測定値は、肝臓の炎症の有無や程度を反映します。これらの検査の多くでの正常値は、 血液検査で確認できます。測定値が正常値よりはるかに高くなることがありますが、その原因は別の病気が存在することであるのが通常です。

肝機能検査項目の1つにプロトロンビン時間(PT)があり、その値から国際標準化比(INR)を算出します。PTとINRは、どちらも血液が凝固するのにかかる時間に基づく指標です(肝臓では、血液凝固因子と呼ばれる血液凝固に必要なタンパクのいくつかが合成されます)。PTまたはINRの異常値は、急性肝疾患の存在を示している可能性があります。慢性肝疾患がある人では、PTまたはINRの高値は、一般的には肝不全への進行を意味します。

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