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胆嚢と胆管

執筆者:

Atenodoro R. Ruiz, Jr.

, MD, The Medical City, Pasig City, Metro-Manila, Philippines

最終査読/改訂年月 2017年 10月
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胆汁(たんじゅう)は緑がかった黄色の粘り気のある液体です。胆汁には胆汁酸塩、電解質、胆汁色素、コレステロール、その他の脂肪が含まれています。胆嚢(たんのう)は、胆汁を蓄える貯蔵袋です。

胆汁は肝臓から左右の肝管を通って流れ出し、この左右の肝管が合流して総肝管を形成します。総肝管はさらに、胆嚢から発した胆嚢管と合流して総胆管となります。総胆管は、ちょうど膵管がオッディ括約筋( 消化器系)を通過して十二指腸に流れ込む場所で膵管と合流します。

消化器系の概要も参照のこと。)

消化器系

消化器系

食事と食事の間、胆汁酸塩は胆嚢に貯蔵されていて、わずかな量しか小腸に流れ込みません。食べものが十二指腸に入ると、それが引き金になって、胆嚢の収縮を起こす一連のホルモンと神経信号が出ます。その結果、胆汁が十二指腸に流れ込み食べものと混ざり合います。

胆汁には2つの重要な機能があります。1つは脂肪の消化と吸収を助ける機能で、もう1つは体内でできた老廃物、特に破壊された赤血球のヘモグロビンと過剰なコレステロールを排泄する機能です。具体的には、胆汁は以下の作用を担っています。

  • 胆汁酸塩は、コレステロール、脂肪、脂溶性ビタミンを溶けやすくして、これらの吸収を助けます。

  • 胆汁酸塩はまた、大腸を刺激して水を分泌させ、内容物の移動を助けます。

  • ビリルビン(主な胆汁色素)は、破壊された赤血球の老廃物として胆汁中に排出されたもので、これが便の緑褐色のもととなります。

  • 薬やその他の老廃物も胆汁中に排出された後、体外に排泄されます。

  • 胆汁の吸収機能に重要な役割を果たす様々なタンパク質も、胆汁中に分泌されます。

胆汁酸塩は小腸の最後の部分で回収され、肝臓で抽出されて胆汁中に再分泌されます。この胆汁酸塩の再循環を腸肝循環といいます。体内のすべての胆汁酸塩が1日に約10~12回循環しています。胆汁酸塩が腸を通過する際、少量が大腸に到達し、そこで一部が再吸収され、残りが便中に排泄されます。

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