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かかりつけ医

執筆者:

Michael R. Wasserman

, MD, Los Angeles Jewish Home

最終査読/改訂年月 2017年 10月
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一般に、医療システムへの入り口はかかりつけ医ですが、ナースプラクティショナーや医師助手がその役目を担うこともあります。かかりつけ医は通常の医療を行うほか、医療専門家の調整や支持療法の手配など、医療全体に責任を負います。かかりつけ医をもつことには有利な点が多くあり、より良いケアを受けることにつながります。(医療の最大限の活用に関する序も参照のこと。)かかりつけ医がいる人は、救急外来を不必要に受診したり、面識のない医師の診察を受けたりすることが少なくなるでしょう。面識のない医師の診察を受ける場合、その医師が診断や治療に必要な背景情報をすべて把握しているとは限りません。そのため、検査が繰り返される、あるいは不必要な検査が行われる可能性があります。

かかりつけ医との関係が確立されていれば、コミュニケーションも円滑になり、医療上の判断も行いやすくなります。医師と面識があれば信頼感も増し、医学的な問題が起こったときに感じる不安も少なくなるでしょう。たいていの場合、かかりつけ医は患者と長年にわたる関係を築くことになります。そのためかかりつけ医は、患者の望みや大切にしていること、患者が情報を得る最良の方法、困難への対処法、処方薬を購入できるか、頼れる家族はいるかといった情報をよく知っています。現在ではインターネットなどを経由してかかりつけ医に連絡することもでき、これによってさらにコミュニケーションがとりやすくなっています。また、血糖値や血圧などの情報をかかりつけ医に連絡するための技術も利用できるようになっています。

かかりつけ医は、どのようなケアが必要か、なぜそのケアが必要か、どの程度の頻度で診察が必要かといったことを説明します。また、必要に応じて専門医を紹介したり、他の医療従事者と連携したりすることもあります。医療プランによっては、専門医の診察を受ける前に、かかりつけ医から紹介状をもらう必要があります。この慣習が専門医療の敷居を高くしているように思えるかもしれませんが、これには何かと役立つ面もあります。例えば、紹介状を必須とすることで、プライマリケア医が患者の医療上の必要性をすべて知ることができます。さらに、確実に患者が適切な専門医の診察を受けられるようにする役割もあります。

かかりつけ医を見つけるには、まず友人や親戚にアドバイスを求めてみるとよいでしょう。あるいは大学の医学部に電話し、小児科や内科、家庭医学科などの診療科について尋ねることもできます。高齢者の中には、その年齢層の治療を専門としている医師(老年病専門医)をかかりつけ医に望む人もいます。健康保険プランの多くは、医師や他の医療専門家の選択に制約を設けています。そのような場合は保険プランを確認し、加盟している医療専門家のリストを入手するとよいでしょう。ただ、ときに選んだ医師のところで新しい患者を受け入れておらず、診察が受けられないこともあります。

医師の資格についての情報は、American Board of Medical Specialtiesに電話するか(866-275-2267、通話料無料)、そのウェブサイト(www.abms.org)や書籍(多くの公立・医学図書館で入手可能)を調べることで入手できます。

かかりつけ医を選ぶ際は、医師に求める最も重要なものは何かを考えるとよいでしょう(親切さ、周到さ、辛抱強さ、機敏さなど)。予約のスケジュールが遅れがちになっても、診察に長い時間をかけてくれる医師を好む人もいます。また、たとえ診察の時間が短くなっても、予約の時間通りに診察する医師を好む人もいます。安心できて信頼できる医師を探すべきでしょう。

自分に合っている医師か?

医師に尋ねる質問として、以下のようなものが参考になります。

  • 私の健康保険プランに加盟していますか。

  • 通常の診療時間は何時から何時までですか。

  • 定期的な診察時の通常の待ち時間はどのくらいですか。緊急の診察は受け付けてもらえますか。

  • 電話や電子メールに応じてくれますか(診察時間内外で)。その場合、どのくらい迅速に応じてくれますか。

  • 入院が必要となったときや、別の医師に紹介されたときでも、引き続き診てもらえますか。どの病院のスタッフですか。

  • 認定医の資格をもっていますか。

  • 診療所への出入りはしやすいですか。

  • 予約の時間通りに診療を進めていますか。

  • 診療所が閉まっているとき(夜間や週末)や医師が不在のときは、誰が患者に対応してくれますか。別の医療専門家がケアを行う場合、その医療専門家は患者の情報を把握していますか、または診療記録(カルテ)をみることができますか。

  • 他にどのような人が日常的に患者のケアに関わっていますか。例えば、看護師や医師の助手が関わっていますか。

  • 検査結果(正常、異常)はどのように伝えられますか、どちら(医師または患者)から先に連絡をとりますか。

その医師にかかっている他の患者に、以下のような質問をしてみるのもいいでしょう。

  • 医師は心配事を聞く時間をとってくれますか。

  • 医師は診断結果を十分に説明してくれますか。

  • あなたは医師の意見を信用していますか。

  • 薬を処方する前に、医師はその利点とリスクを話してくれますか。

  • 薬を処方する前に、医師は別の選択肢を話してくれますか。

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