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慢性疼痛の基本

執筆者:

The Manual's Editorial Staff

最終査読/改訂年月 2014年 12月
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本ページのリソース

以下のいずれかに当てはまるときは、通常、痛みは慢性であるとみなされます。

  • 病気やけがの状態から予想されるより1カ月以上長く続く
  • 数カ月から数年にわたって再発と消失を繰り返す
  • 慢性疾患(がんや関節炎など)または治らないけがに伴って起きている

痛みは医療機関の受診理由として最も多い症状です。

慢性疼痛の原因

慢性疼痛によって生じる痛み以外の問題

慢性疼痛によって、多くの、ときに深刻な問題が生じる可能性があります。

  • 睡眠不足

  • 疲労や気力の低下

  • いろいろな活動に参加する機会の減少や、それに伴う社会的孤立

  • 身体的活動を避けることによる、筋力の低下や体の柔軟性の低下

  • 高齢者では、日常的な活動を行うことが困難になり、他者への依存度合いが増える

知っていますか?

  • 慢性疼痛があると、痛みを悪化させ長引かせるような物理的変化が神経系に生じることがあります。

詳細については、痛みを参照してください。

痛みが慢性化する理由

常に痛みがあると、痛みの信号を検出し、送り、受け取っている神経線維と神経細胞が繰り返し刺激されます。刺激が繰り返されると、神経線維と神経細胞が物理的に変化したり、活動性が高まったりすることがあり、そのために、脊髄や脳への痛みの伝達が増えることがあります。その結果、通常であれば痛みとは感じないものであっても痛いと感じるようになり、痛いと感じるものはさらに痛みが増しているように感じることがあります。

痛みの強さ

人が痛みを感じていることや、その痛みがどれぐらい強いものであるかを、診察や検査で証明することはできません。そこで多くの場合、痛みの強さを調べるために、標準化された疼痛スケールが用いられます。

痛みの強さを調べるための疼痛スケール

痛みの強さを調べるための疼痛スケール

痛みの緩和

治療には以下のものがあります。

  • 鎮痛薬(アセトアミノフェン、アスピリン、その他の非ステロイド系抗炎症薬[NSAID]など)

  • その他の薬剤(抗うつ薬、抗てんかん薬など)

  • その他の治療法(バイオフィードバック法、リラクゼーション法、催眠療法など)

ほかの治療がうまくいかない場合は、オピオイド鎮痛薬が処方されることがあります。

痛みは、リハビリテーションの一環として治療されることもあります。痛みを治療することで患者は体を動かしやすくなり、全面的にリハビリテーションに取り組めるようになります。痛みと炎症の治療には、温熱療法、寒冷療法、電気刺激療法、牽引(けんいん)療法、マッサージ療法、鍼(はり)治療などがあります。

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