血液けつえきはどのようにしてかたまるか

レビュー/改訂 2022年 8月
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血栓けっせんとはなんですか?

血栓けっせんは、出血しゅっけつしている血管けっかんをふさぐためにからだがつくる物質ぶっしつのかたまりです。血栓けっせん紫色むらさきいろのゼリーのようなをしています。血栓けっせんは、血液けつえきなかにあるつぎのようなものでできています:

  • 血小板けっしょうばん細胞さいぼう小片しょうへん

  • 赤血球せっけっきゅう

  • 凝固因子ぎょうこいんしという特別とくべつなタンパクしつ

血管けっかんなおったあとは、血栓けっせん必要ひつようなくなります。そうなると、からだ血栓けっせん分解ぶんかいします(とかします)。

血液けつえきはどのようにしてかたまりますか?

血小板けっしょうばん赤血球せっけっきゅう凝固因子ぎょうこいんしは、血流けつりゅうにのってからだをめぐっています。そうすれば、血管けっかんれたりきずついたりしたときに、すぐにそのにたどりくことができます。血管けっかんれると、つぎのようにして血栓けっせんができます:

  • 血管けっかんせまくなって血液けつえきながれがゆっくりになる

  • 血小板けっしょうばん血管けっかんきずついたところにくっつく

  • 血小板けっしょうばん凝固因子ぎょうこいんし活性化かっせいかさせる物質ぶっしつ

  • 凝固因子ぎょうこいんしが、赤血球せっけっきゅうやさらにたくさんの血小板けっしょうばんをつかまえるあみをつくる

そこにあつまってできた物質ぶっしつのかたまりは、その血管けっかんをふさぐことができる十分じゅうぶんおおきさまで、すぐにおおきくなります。

血栓:血管の破れ目をふさぐ

けがによって血管の壁が破れると、血小板が活動を始めます。丸かった血小板がとげとげした形に変わり、破れた血管の壁にくっついたり、おたがいにくっつきあったりして、血管の傷をふさいでいきます。また、血液中の別のタンパク質と作用しあうことによって、フィブリンをつくります。ひも状になったフィブリンが網のようになってさらに血小板や血球をとらえ、傷をふさぐ血のかたまり(血栓)をつくります。

凝固ぎょうこ過程かていにはどのような問題もんだいこりますか?

凝固ぎょうこしすぎる

一部いちぶ健康上けんこうじょう問題もんだいがあると、からだ血栓けっせんつくりすぎてしまいます(過剰かじょう血液凝固けつえきぎょうこ)。凝固因子ぎょうこいんし活発かっぱつになりすぎているかもしれません。あるいは、血栓けっせんをとかすしくみに異常いじょうがあることもあります。

凝固ぎょうこしすぎる場合ばあいつぎのようなほかの病気びょうきにつながることがあります:

凝固ぎょうこ不十分ふじゅうぶん

一部いちぶ健康上けんこうじょう問題もんだいによって、十分じゅうぶん血液凝固けつえきぎょうこができなくなることがあります。血管けっかんのわずかなきずでさえも、深刻しんこくあざや出血しゅっけつにつながることがあります。十分じゅうぶん血小板けっしょうばんがなかったり、血小板けっしょうばんただしくはたらかなかったりしているかもしれません。あるいは、十分じゅうぶん凝固因子ぎょうこいんしがないこともあります。一部いちぶくすりは、血栓けっせんつく能力のうりょくよわめてしまいます。

医師いし血栓けっせんをどのように治療ちりょうしますか?

血液けつえき凝固ぎょうこしすぎている場合ばあい医師いしつぎのものを使つかうことがあります:

  • 血小板けっしょうばんはたらきをおさえるアスピリンなどのくすり

  • 凝固因子ぎょうこいんしはたらきをおさえるくすり

凝固因子ぎょうこいんしはたらきをおさえるくすりは、「血液けつえきをサラサラにするくすり」とばれることがあります。

のう心臓しんぞう危険きけん血栓けっせんがある場合ばあい医師いし血栓けっせんをとかすくすりすことがあります。血栓けっせんをとかすくすりは、やく血栓けっせんもとかしてしまうため、出血しゅっけつはじめることがあります(ただし、これはめったにありません)。

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