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合成カンナビノイド

執筆者:

Gerald F. O’Malley

, DO, Grand Strand Regional Medical Center;


Rika O’Malley

, MD, Albert Einstein Medical Center

最終査読/改訂年月 2016年 1月
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合成カンナビノイドは,テトラヒドロカンナビノール(THC)受容体アゴニストである人工の薬物である。乾燥した植物素材に塗布して喫煙するのが典型的である。

THCは,マリファナ(大麻)の主要な活性成分である。合成カンナビノイドには,HU-210,JWH-073,JWH-018,JWH-200,AM-2201,UR-144,XLR-11など多くの化学物質ファミリーがあり,新たな化合物が絶えず報告されている。

効果は特異的なカンナビノイドに応じて大きく異なり,多くの急性および慢性効果が不明なままである。しかし,THC受容体の刺激により,激越,幻覚,および精神病(回復不能なことがある)を伴う精神状態の変化が引き起こされる。心血管系への影響には,高血圧,頻脈,および心筋梗塞などがある。神経系への影響には,痙攣発作,霧視などがある。さらに報告されている影響には,嘔吐,高体温,横紋筋融解症,腎不全などがある。

症状と徴候

重度の激越,幻覚,頻脈,高血圧,発汗,および痙攣発作がみられることがある。

診断

  • 臨床的評価

合成カンナビノイドはルーチン尿スクリーニングでは検出されない。

重度の急性中毒患者には,一般的に血液検査(血算,電解質,BUN,クレアチニン,CK),ミオグロビン尿に対する尿検査,および心電図検査を行うべきである。

治療

  • 静注鎮静薬およびベンゾジアゼピン系薬剤

静注ベンゾジアゼピン系薬剤による鎮静,輸液,および支持療法で一般的には十分である。高体温,持続性の頻脈または激越,および血清クレアチニン高値がみられる患者は,横紋筋融解症と心筋傷害および腎障害についてさらなるモニタリングを行うために入院させるべきである。

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