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薬力学の概要

執筆者:

Abimbola Farinde

, PhD, PharmD, Columbia Southern University, Orange Beach, AL

最終査読/改訂年月 2016年 10月
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薬力学(ときに薬物が生体に対して行うことと説明される)は,生体に対する薬物の生化学的,生理学的,および分子生物学的影響に関する研究であり,受容体結合(受容体感受性を含む),受容体後の作用,および化学的相互作用を伴う。薬力学は,薬物動態(生体が薬物に対して行うこと,または生体内での薬物の運命[1~2]),用量と反応の関係,すなわち薬物の作用の説明に役立つ。薬理反応は,薬物のその標的への結合に依存する。受容体部位における薬物濃度は,薬物の効果に影響する。

薬物の薬力学は,以下による生理学的変化の影響を受けることがある:

  • 疾患

  • 加齢

  • 他の薬物

薬力学的反応に影響を及ぼす疾患としては,遺伝子変異,甲状腺中毒症,栄養障害,重症筋無力症,パーキンソン病,一部の インスリン抵抗性糖尿病などがある。これらの疾患は,受容体結合を変え,結合タンパクの濃度を変化させる,または受容体感受性を低下させることがある。

加齢は,受容体への結合や受容体以降の応答感度を変化させることで薬力学的反応に影響を及ぼす傾向がある( 薬物反応における加齢の影響)。

薬力学的な薬物間相互作用は,受容体結合部位に対する競合を生じさせるか,または受容体後の応答を変化させる。

参考文献

  • Hughes G. Friendly pharmacokinetics: a simple introduction. Nurse Prescribing 14(1):34-43, 2016.

  • Aymanns C, Keller F, Maus S, et al. Review of pharmacokinetics and pharmacodynamics and the aging kidney. Clin J Am Soc Nephrol 5(2):314-327, 2010. doi: 10.2215/CJN.03960609.

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