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外耳の外傷

執筆者:

Sam P. Most

, MD, Stanford University School of Medicine

最終査読/改訂年月 2016年 9月

外耳の外傷は,結果として血腫,裂傷,剥離,または骨折を引き起こすことがある。

軟骨膜下の血腫(カリフラワー耳)

耳介軟骨は軟骨膜によって血液が供給されている。耳介の鈍的外傷は,軟骨膜下の血腫を引き起こすことがある;軟骨膜と軟骨の間に大量に血液が貯留すると,軟骨への血液の供給が遮断され,耳介の全体または一部が不定形で赤紫色の腫瘤となる。次に阻血性骨壊死を来しうる。結果として起こる破壊により,レスラーやボクサーに特徴的であるカリフラワー耳が生じる。

治療は,切開による凝血塊の速やかな除去および血腫の再貯留の予防からなり,これは歯科用ガーゼロールの上から耳の全層を貫通する縫合(through-and-through ear sutures)をするか,またはペンローズドレーンを挿入して圧迫包帯をする処置による。この損傷は感染を起こしやすく膿瘍が形成されやすいため,ブドウ球菌に対して効果的な経口抗菌薬(例,セファレキシン500mg,1日3回)を5日間投与する。

パール&ピットフォール

  • 軟骨膜下の血腫の排液に失敗すると,恒久的な外耳変形につながることがある。

裂傷

耳介の裂傷では,可能な場合は常に皮膚の辺縁を縫合する。軟骨が穿通されている場合は,被覆する皮膚が不足していない限り修復する。損傷を受けた軟骨は,修復したかどうかにかかわらず,ベンゾインを染み込ませた綿を外側から副子で固定して,ドレッシング材で保護する。血腫に対し経口抗菌薬を投与する。

ヒト咬傷は,軟骨の感染症(重症化の可能性がある合併症)を含む感染症のリスクが高い。治療には,壊死組織の入念なデブリドマン,予防的な抗菌薬(例,アモキシシリン/クラブラン酸500~875mg,1日2回を3日間経口投与)およびおそらく抗ウイルス薬の投与などがある( ヒトおよび哺乳類による咬傷 : 抗菌薬)。受傷後12時間未満の創傷は閉鎖してよいが,12時間以上経過した創傷は,後で美容上の変形を治療する二次治癒を許容すべきである。

剥離

完全または部分剥離は,耳鼻咽喉科医,顔面形成外科医,または形成外科医により修復する。

下顎骨骨折に続発する外傷

下顎骨への強力な打撃が,外耳道の前壁(顎関節窩の後壁)に伝わることがある。前壁の骨折により転位した骨片が外耳道の狭窄を引き起こすことがあり,骨片を全身麻酔薬の投与後に外科的に整復または除去する必要がある。

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