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一般に生えている植物のうち少数は非常に高い毒性を有し,多くの植物は中程度の毒性を有する(中程度の毒性の植物の表を参照)。特異的な解毒剤のある植物中毒はほとんどない。植物の摂取では,中程度の毒性の植物の表に記載されている植物も含めて,葉やその他の部分を濃縮してペースト状にしたり煎じて茶にしない限り,その結果生じる症状はほとんどの場合軽微である。
毒性が高く致死的となりうる植物には以下のものがある:
トウゴマおよびトウアズキの実
キョウチクトウおよびキツネノテブクロ
ドクニンジン
(中毒の一般原則も参照のこと。)
トウゴマおよびトウアズキの実
トウゴマの実は,極めて濃縮された細胞毒であるリシンを含有する。トウアズキの実は,関連する毒素でさらに毒性の高いアブリンを含有する。いずれも,実には比較的不浸透性の殻があるので,毒素の放出には実を噛む必要がある。しかし,トウアズキの実の種皮はしばしば完全ではなく,単に細菌による消化でもアブリン毒素が放出されることがある。
いずれかの中毒の症状として,ときに重度で出血性である遅発性の胃腸炎があり,続いてせん妄,痙攣発作,昏睡,および死に至る。全腸管洗浄は摂取した全ての実の除去を目的とするため,これを考慮すべきである。
キョウチクトウおよびキツネノテブクロ
ドクニンジン
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