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スキーン管嚢胞

(スキーン管嚢胞)

執筆者:

S. Gene McNeeley

, MD, Michigan State University, College of Osteopathic Medicine

最終査読/改訂年月 2017年 3月

スキーン管嚢胞は遠位尿道に隣接して発生し,ときに会陰の分泌物,性交痛,尿路閉塞,または膿瘍形成を引き起こす。

スキーン腺(尿道周囲腺または傍尿道腺)は,遠位尿道に隣接して位置している。管が閉塞すると(通常は腺の感染による),嚢胞が形成される。主に成人で生じる。嚢胞は膿瘍を形成したり,尿道閉塞や再発性尿路感染症を引き起こすことがある。

スキーン管嚢胞は大半が1cm未満で,無症状である。一部は大きく,性交痛を引き起こす。初期症状は,尿流出路閉塞の症状(例,排尿遅延,尿滴下,尿閉)や尿路感染症の症状である。膿瘍には疼痛や圧痛があり,腫脹および発赤を認めるが,発熱は通常生じない。

診断

  • 臨床的評価

スキーン管嚢胞の診断は通常臨床的に行う。症状を引き起こしている嚢胞および膿瘍の大半は遠位尿道付近で触知可能であるが,遠位尿道の憩室と臨床的に鑑別できない場合もあり,その鑑別には超音波検査または膀胱鏡検査を必要とする。

治療

  • 症状を引き起こしている嚢胞は外科的切除

症状を引き起こしている嚢胞は切除する。膿瘍には最初に経口広域抗菌薬(例,セファレキシン500mg,6時間毎,7~10日間)を投与し,切除術または造袋術を行う。

要点

  • スキーン管が閉塞すると(通常は腺の感染による),スキーン管嚢胞が形成される。

  • その嚢胞は膿瘍を形成したり,尿道閉塞や再発性尿路感染症を引き起こしたりすることがある。

  • 大半は小さく無症状であるが,大きい嚢胞は性交痛を引き起こすことがある。

  • スキーン管嚢胞の診断は,身体診察のほか,必要であれば超音波検査または膀胱鏡検査による。

  • 症状を引き起こしている嚢胞は切除し,膿瘍は広域抗菌薬の内服と切除または造袋術により治療する。

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