Msd マニュアル

Please confirm that you are a health care professional

読み込んでいます

避妊法の概要

執筆者:

Laura Sech

, MD, University of Southern California Keck School of Medicine;


Penina Segall-Gutierrez

, MD, MSc, Keck School of Medicine, University of Southern California;


Emily Silverstein

, MD, University of Southern California Keck School of Medicine;


Daniel R. Mishell, Jr.

, MD, MSc, Keck School of Medicine, University of Southern California

最終査読/改訂年月 2013年 6月
本ページのリソース

米国における避妊法使用者の中で最も頻用されている方法には,経口避妊薬(OC,28%),女性の不妊手術(27.1%),男性用コンドーム(16.1%),男性の不妊手術(9.9%),子宮内避妊器具(IUD,5.5%),抜去法(性交中絶法,5.2%),プロゲスチン注射(3.2%),腟用避妊リング(2.4%),皮下プロゲスチンインプラント(< 1%),避妊用経皮パッチ(< 1%),リズム法(周期的禁欲,< 1%),および女性によるバリア法(< 1%— 一般的な避妊法の比較)がある。

使用開始後最初の1年での妊娠率(普通の使用の場合)は次の通りである:

  • 性交に関連しない方法で利用者の関与を必要としないもの(IUD,皮下プロゲスチンインプラント,不妊手術)では1%未満

  • 性交に関連せず利用者の関与を必要とするホルモン薬による避妊法(経口避妊薬,プロゲスチン注射,経皮パッチ,腟リング)では約6~9%

  • 性交に関連する方法(例,コンドーム,ペッサリー,リズム法,殺精子剤,抜去法)では10%超

妊娠率は使用開始の最初の1年間に高く,その後使用者が選択した避妊法により慣れるにつれ,低くなる傾向がある。また,女性の加齢にしたがい,妊孕性は低下する。妊娠を試みる生殖可能なカップルの妊娠率は,避妊法を用いない場合,1年後に約85%である。

コンドーム使用では妊娠率が非常に高いにもかかわらず,コンドームは性感染症(STD)を防ぐことから,コンドームを性交中に常に装着すべきであると専門家は推奨している。最も重要なこととして,コンドームはHIVを防ぐのに役立つ。最も効果的な避妊のためには,コンドームと併用して他の避妊方法を用いるべきである。

避妊に失敗した場合,望まない妊娠を防ぐために緊急避妊が役立つことがある。緊急避妊は,通常の避妊法として用いるべきではない。

icon

一般的な避妊法の比較

種類

使用開始後最初の1年間の妊娠率

継続使用時の妊娠率

使用に必要な事項

欠点の例

正確な服用の場合

普通の使用の場合

ホルモン薬

経口避妊薬*

0.3%

9%

67%

ピルを毎日服用

プロゲスチン単剤ピル:1日のうち同じ時間に服用

体液貯留,不正出血,乳房圧痛,悪心および嘔吐,頭痛,多剤併用による薬物相互作用

混合型経口避妊薬(OC):静脈血栓塞栓症のリスク増加

プロゲスチン単剤経口避妊薬(OC):避妊用インプラントと類似

プロゲスチン注射

0.2%

6%

56%

3カ月毎の注射

無月経,不正出血,体重増加

皮下プロゲスチンインプラント

0.05%

0.05%

84%

3年毎のインプラント

無月経,不正出血

経皮パッチ

0.3%

9%

67%

週毎に貼付および除去

OCに類似

局所過敏性

腟リング

0.3%

9%

67%

月毎の投与(腟内挿入)および抜去

OCに類似

バリア法

子宮頸管キャップおよび殺精子剤

8%(経産婦ではより高い)

N/A

性行為毎に使用しなければならない

3サイズ(女性の妊娠歴に基づきサイズを選ぶ)

性交後6時間以上腟内に入れておくべきである

おそらく48時間を超える挿入では腟の過敏や潰瘍

コンドーム,男性用

2%

18%

43%

性行為毎に使用しなければならない

パートナーの協力が必要である

アレルギー反応

コンドーム,女性用

5%

21%

41%

性行為毎に使用しなければならない

アレルギー反応

避妊用スポンジ

(徐放性の殺精子剤を含む)

初産婦では9%

経産婦では20%

初産婦では12%

経産婦では24%

36%

性行為毎に使用しなければならない

性交の24時間前に挿入することがある

性交後6時間以上入れたままにしておかなければならない

アレルギー反応,腟の乾燥または過敏

ペッサリーと殺精子剤

6%

12%

57%

性行為毎に使用しなければならない

性交の6時間前から挿入しなければならない

性交後6~24時間入れたままにしておくことがある

ときに腟の過敏

尿路感染症発生率の増加

その他

子宮内避妊器具(IUD)

レボノルゲストレル放出IUD:0.3~0.5%(LNg14[3年用 IUD])または0.2%(LNg20[5年用 IUD])

銅付加IUD T380A:0.6%

レボノルゲストレル放出IUD:正確な服用の場合と同様

銅付加IUD T380A:8%

78~80%

レボノルゲストレル放出IUD:3年または5年毎に挿入(タイプによる)

銅付加IUD T380A:10年毎に挿入

自然排出,子宮穿孔(まれ)

レボノルゲストレル放出IUD:不正出血,無月経

銅付加IUD T380A:月経出血の増加,骨盤痛

リズム法に基づく避妊法(周期的な禁欲)

0.45%またはそれ以上,方法により異なる

24%

47%

より効果的に行うには,訓練,努力,および複数のステップが必要となる

全身または著明な局所的有害作用の可能性はない

抜去法

4%

22%

46%

性行為毎に使用しなければならない

協力的なパートナーが必要

不妊手術,女性

0.5%

正確な服用の場合と同様

100%

処置が必要(典型的には手術室で行われるが診察室内で行われることもある)

永久的と考えられる

診察室での処置の後は不妊の確認を待つ間は他の避妊法が必要(3カ月)

不妊手術,男性

0.15%

正確な服用の場合と同様

100%

処置(診察室で行われる)および局所麻酔が必要

永久的と考えられる

不妊の確認を待つ間は他の避妊法が必要(3カ月)

*経口避妊薬(OC)は避妊以外の健康上の有益性がある。

コンドームはパートナー両方を性感染症から守る。

N/A = 該当なし。

ここをクリックすると家庭版へ移動します
よく一緒に読まれているトピック

おすすめコンテンツ

ソーシャルメディア

TOP