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性的興奮障害

執筆者:

Rosemary Basson

, MD, University of British Columbia and Vancouver Hospital

最終査読/改訂年月 2013年 4月

性的興奮障害とは主観的興奮または性的刺激に対する身体的な性的反応(性器以外,性器,または両方)の欠如をいう。

性的興奮障害は,主観的興奮の障害,性器の興奮の障害,両者の障害の3つのカテゴリーに分けられる。全ての定義は臨床に基づくものであり,一部は性器または性器以外の刺激に対する女性の反応により以下のように区別される:

  • 主観的興奮の障害:女性が,あらゆる種類の性器または性器以外の性的刺激(例,キス,ダンス,アダルトビデオの鑑賞,身体刺激)に対して,身体的な性的反応(例,性器の充血)が起こるにもかかわらず,興奮を感じない。

  • 性器の興奮の障害:性器以外の刺激(例,アダルトビデオ)により主観的興奮は起こるが,性器に対する刺激には反応しない。この型は,典型的には閉経後女性にみられ,しばしば性器の死(genital deadness)と呼ばれる。腟の潤滑性および/または性器の感受性が低下している。

  • 両者の障害:あらゆる種類の性的刺激に対する主観的興奮が欠如または低下し,女性は身体的な性的興奮の欠如を訴える(すなわち,潤滑剤を使用する必要があったり,陰核の腫脹がもはや起こらないこと分かると述べることがある)。

病因

原因は心理因子(例,抑うつ,低い自尊心,不安,ストレス,注意散漫)または身体因子,または両方によることがある( 女性の性機能および性機能障害の概要 : 病因)。性的刺激が不十分であることや性行為にふさわしくない雰囲気も一因となりうる。

性器興奮障害は閉経後または分娩後の エストロゲン 低値によることがある。年齢に関連する テストステロン 減少または外陰ジストロフィー(例,硬化性苔癬)が寄与することがある。特定の慢性疾患(例,糖尿病,多発性硬化症)が自律神経または体性神経を障害し,性器部位の充血または感覚を低下させることがある。

診断

治療

主観的興奮の障害

治療は,性欲/関心障害の場合と類似する( 性欲/関心障害参照)。

性器の興奮の障害

エストロゲン が欠乏している場合は,初期治療はエストロゲン腟内投与(または他の閉経後症状がみられる場合には全身エストロゲン療法)である。他に研究中の治療法として,夜間の腟内デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)13mg投与がある。この薬剤は2週間で潤滑性の増加および外陰や腟の萎縮の改善をもたらし,12週間で性器の感受性とオルガスムを向上させる可能性がある。この薬剤は血清 テストステロン または エストロゲン を上昇させないようである。血清DHEAは緩徐に上昇するが,値は若年女性よりも かなり低い。

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