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水疱性角膜症

執筆者:

Melvin I. Roat

, MD, FACS, Sidney Kimmel Medical College at Thomas Jefferson University

最終査読/改訂年月 2016年 12月
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水疱性角膜症は角膜上皮に水疱が生じたもので,角膜内皮疾患に起因する。

水疱性角膜症は角膜浮腫により生じ,角膜内皮が角膜の正常な脱水状態を維持できなくなることに起因する。フックス角膜内皮ジストロフィーまたは角膜内皮の外傷によるものが最も多い。フックスジストロフィーは,両眼に進行性の角膜内皮細胞の減少を生じる遺伝性疾患であり,ときに症状を伴う水疱性角膜症が50~60歳までに起こる。フックスジストロフィーは,不完全浸透の常染色体優性遺伝の可能性がある。その他の頻度が高い水疱性角膜症の原因は,角膜内皮の外傷であり,これは眼内手術(例,白内障手術)中,または設計に異常のある眼内レンズの留置もしくは眼内レンズの留置位置の異常があった場合に起こりうる。白内障手術後の水疱性角膜症は偽水晶体性(眼内レンズが留置されている場合)または無水晶体性(眼内レンズが留置されていない場合)水疱性角膜症と呼ばれる。

角膜実質(角膜のより深い層)として角膜表面に形成された上皮下層の液体で満たされた水疱が腫脹し,眼の不快感,視力低下,コントラスト低下,グレア,および羞明をもたらす。ときに水疱が破裂し,痛みおよび異物感を引き起こす。破裂した水疱に細菌が侵入して角膜潰瘍に至ることもある。

細隙灯顕微鏡検査で,水疱および角膜実質の腫脹が認められる。

治療には眼科医が加わる必要があり,具体的には脱水治療薬(例,高張食塩水および高張塩化ナトリウム5%軟膏)の局所投与,眼圧下降薬,一部の軽度から中等度症例に対する治療用ソフトコンタクトレンズの短期間使用,続発性細菌感染症の治療などを行う。角膜移植を行うと通常治癒する。

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