睫毛乱生

執筆者:Richard C. Allen, MD, PhD, University of Texas at Austin Dell Medical School
Reviewed BySunir J. Garg, MD, FACS, Thomas Jefferson University
レビュー/改訂 修正済み 2024年 2月
v954355_ja
意見 同じトピックページ はこちら

睫毛乱生は,睫毛の配列が解剖学的に不規則になった状態であり,眼瞼内反のない患者においても,睫毛が眼球に触れる。

睫毛乱生は特発性が最も多いが,既知の原因としては眼瞼炎,外傷後および術後の変化,結膜瘢痕化(例,眼粘膜類天疱瘡アトピー性角結膜炎スティーブンス-ジョンソン症候群化学外傷に続発),眼瞼贅皮(過剰な下眼瞼皮膚のひだにより睫毛が眼球側に垂直に向く),睫毛重生(先天的に睫毛が一列余分に生えている)などがある。

慢性例では角膜潰瘍および瘢痕が生じうる。症状は異物感,流涙,および充血である。

診断は,通常,臨床的に行う。睫毛乱生は,眼瞼の位置が正常であるという点で眼瞼外反と異なる。評価法としては,角膜上皮剥離または角膜潰瘍を除外するためのフルオレセイン染色などがある。

治療は鉗子による睫毛除去である。しばしば睫毛が再び伸びてくるが,その場合は,永久的な再発予防として睫毛電気分解術または凍結療法がより効果的である。眼瞼内反がある場合は,眼瞼内反の治療を行うべきである。

quizzes_lightbulb_red
Test your KnowledgeTake a Quiz!
iOS ANDROID
iOS ANDROID
iOS ANDROID