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涙嚢炎

執筆者:

James Garrity

, MD, Mayo Clinic College of Medicine

最終査読/改訂年月 2016年 7月
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涙嚢炎は,涙嚢の感染症であり,ときに膿瘍形成に至る。起因菌は通常ブドウ球菌属またはレンサ球菌属であり,典型的には鼻涙管閉塞に由来する。

急性涙嚢炎では,涙嚢周囲の疼痛,発赤,および浮腫を認める。診断は,症状と徴候に基づくとともに,涙嚢部圧迫により涙点から粘液性物質の逆流を認めた場合に疑う。初期治療としては,温罨法に加えて,軽症例には抗菌薬の経口投与,重症例には抗菌薬の静脈内投与を併用する。抗菌薬は通常第1世代セファロスポリン系薬剤またはペニシリナーゼ抵抗性合成ペニシリンを用いる。感染症に対して期待された効果が得られなければ,メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)(MRSA)を考慮し,それに応じて抗菌薬を変更すべきである。膿瘍を排膿するとともに,最初の抗菌薬が無効であると判明した場合は,培養結果に基づき抗菌薬を変更することができる。

慢性涙嚢炎患者では通常,内眼角腱下の腫瘤および慢性結膜炎を認める。軽快した急性涙嚢炎または慢性結膜炎に対する根治的治療は,通常手術により涙嚢と鼻腔の間に通路を形成することである(涙嚢鼻腔吻合術)。

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