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外耳道の皮膚炎(慢性外耳炎)

執筆者:

Bradley W. Kesser

, MD,

  • Professor, Department of Otolaryngology - Head and Neck Surgery
  • University of Virginia School of Medicine

最終査読/改訂年月 2016年 9月

外耳道の皮膚炎は,外耳道の皮膚のそう痒,鱗屑,落屑,および紅斑を特徴とする。皮膚炎は,アレルゲンへの曝露(接触皮膚炎)により引き起こされたり,自然に発生(慢性外耳炎,外耳道湿疹性皮膚炎)したりする可能性がある。

一般的な接触アレルゲンには,ニッケルを含有したイヤリングおよび多数の美容製品(例,ヘアスプレー,ローション,毛髪用染料)などがある。外耳道湿疹による皮膚炎は,アトピーの素因をもつ人,およびその他の同様の皮膚炎(例,脂漏,乾癬)のある患者においてより一般的である。

接触皮膚炎と外耳道湿疹による皮膚炎はともに,そう痒,発赤,透明(漿液性)の分泌物漏出,落屑,色素沈着を引き起こし,ときには裂瘡を生じる。二次的な細菌感染が生じる場合がある(急性外耳炎)。

治療

  • 誘因物質および/または刺激物質の回避

  • 通常,外用コルチコステロイド

接触皮膚炎では,アレルギーを誘発する物質を回避または中止する必要がある(特にイヤリングの装用)。原因物質の同定には,試行錯誤が必要となりうる。外用コルチコステロイド(例,1%ヒドロコルチゾンクリームまたはより強力な0.1%ベタメタゾンクリーム)により,炎症およびそう痒が軽減しうる。綿棒,水,およびその他の可能性のある刺激物質は,炎症を悪化させるため,患者はこれらを耳に使用することを避けるべきである。難治例は短期間の経口コルチコステロイド(例,プレドニゾン)により治療できる。

外耳道湿疹による皮膚炎は,酢酸アルミニウムの希釈液(ブロー液)で治療可能であり,これは不快感を取り除くため必要に応じて何回でも使用できる。そう痒および炎症は,外用コルチコステロイド(例,0.1%ベタメタゾンクリーム)で軽減しうる。急性外耳炎が続発した場合は,外耳道の感染組織などの慎重な除去および外用の抗菌薬療法が必要になることがある。水,綿棒など,可能性のある刺激物質を避けるべきである。

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