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ケロイド

執筆者:

Denise M. Aaron

, MD, Dartmouth-Hitchcock Medical Center

最終査読/改訂年月 2016年 6月
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ケロイドは線維芽組織が過剰増殖した平滑な病変で,通常は損傷部位(例,裂傷,手術瘢痕,体幹のざ瘡)に生じるが,ときに自然発生することもある。

ケロイドは皮膚の色の濃い患者でより多くみられる。体幹上部(特に上背部および前胸部中央)と三角筋領域に好発する傾向がある。肥厚性瘢痕とは異なり,ケロイドの瘢痕組織は創傷または損傷の範囲を越えて拡大する。ケロイドは自然に出現することもある。

ケロイドは光沢があり,硬く平滑で,通常は卵円形であるが,ときに収縮ないし翼状を呈することもあり,色調は淡いピンク色を呈するか,色素沈着がみられる。

ケロイドの診断は臨床的に行う。

治療

  • ときにコルチコステロイド注射,切除,ゲルシートの適用,および/または免疫調節薬

ケロイドの治療は無効に終わることが多い。

月1回の頻度で病変内にコルチコステロイドを注射することで(例,トリアムシノロンアセトニド5~40mg/mL),ときにケロイドが平坦化することがある。

外科的手技またはレーザーによる切除で病変の体積を減らすことができるが,通常は再発して以前より大きくなる。切除する場合は,コルチコステロイドの病変内注射を術前または術後に複数回行うことで,治療成功の可能性が高まる。このほかにも再発予防を目的とする補助的手段として,ゲルシート(架橋ポリメチルシロキサンポリマーまたはシリコンでできた柔軟な半閉鎖性ドレッシング材を適用する)や圧迫を加えるカバーがある。

最近では,ケロイドの発生または再発を予防する目的で免疫調節薬(例,イミキモド)が使用されている。

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