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陥入爪

(爪甲陥入症)

執筆者:

Chris G. Adigun

, MD, Dermatology & Laser Center of Chapel Hill

最終査読/改訂年月 2017年 2月
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陥入爪は,爪甲縁が隣接する爪郭内に侵入ないし接触することにより,疼痛を引き起こす病態である。

爪疾患の概要も参照のこと。)

原因としては,きつい靴,異常歩行(例,つま先歩行),丸い形状の足趾,深爪,爪甲の輪郭の先天的変異(例,先天性の巻き爪)などがある。ときに下部に生じた骨軟骨腫 が原因のこともあり,特に若年者で多い。高齢者では,末梢浮腫が危険因子の1つである。最終的には,爪甲の縁辺に沿って感染が生じることがある(爪囲炎)。

症状と徴候

疼痛は爪郭の隅,または(比較的頻度は低いが)爪郭の側縁全体に沿って生じる。最初は,軽度の不快感のみの場合もある(特に特定の靴を履いている場合)。慢性例では,肉芽組織が視認可能となるが,これは若年者でより多くみられる。

診断

  • 臨床的評価

発赤,腫脹,および疼痛があれば,爪囲炎の併発も示唆される。陥入爪を繰り返す若年患者(例,20歳未満)では,下部の骨軟骨腫を除外するため,X線撮影を考慮すべきである。陥入爪がない状況で,足趾周辺に明らかな肉芽組織が認められる場合は,無色素性黒色腫の可能性が示唆されるが,これは見逃されることが多く,生検が必要である。

治療

  • 通常は抜爪と隣接する爪母の破壊

軽症例では,陥入した爪甲と疼痛のある爪郭の間に(細い爪楊枝を用いて)綿を挿入する処置で,直ちに疼痛が軽減することがあるが,疼痛が続く場合は問題の是正を試みる。靴がきつすぎる場合は,つま先が大きな靴への変更が適応となる。しかしながら,ほとんどの場合,特に爪囲炎を合併している場合は,局所麻酔注射後の陥入爪の切除が唯一効果的な治療法である。切除後は,治癒が得られるように,柔軟なチューブを使用して爪甲と疼痛のある爪郭を分離しておくことができる。陥入爪が再発する場合は,フェノールを塗布することにより,病変付近の側縁の爪母を永久的に破壊する。動脈不全がある場合は,フェノールを使用してはならない。

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