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慢性爪囲炎

執筆者:

Chris G. Adigun

, MD, Dermatology & Laser Center of Chapel Hill

最終査読/改訂年月 2017年 2月
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慢性爪囲炎は,再発性または持続性の爪郭の炎症であり,典型的には手指に生じる。

爪疾患の概要も参照のこと。)

慢性爪囲炎は,ほぼ常に水仕事の多い人々(例,皿洗い担当者,バーテンダー,ハウスキーパー)に発生し,特に手の湿疹がある場合と糖尿病または易感染性患者である場合に多くみられる。しばしばCandidaが検出されるが,病因におけるその役割は不明であり,真菌を根絶しても病状が解消されるとは限らない。この病態は,刺激性皮膚炎に二次的に真菌が定着したものである場合もある。

爪郭には急性爪囲炎と同様に疼痛と発赤がみられるが,膿の蓄積はまずみられない。しばしば爪上皮が消失し,爪郭と爪甲が分離する。この分離によりすき間が生じ,刺激物や微生物が侵入できるようになる。爪甲は変形する。

診断は臨床的に行う。

治療

  • 手の乾燥を保つ

  • コルチコステロイドまたはタクロリムスの外用

初期治療は,手を乾燥した状態に保つとともに,爪上皮が再生して爪郭と爪甲の間のすき間を閉鎖するのを補助することである。水に触れる必要がある場合は,手袋または保護クリームを使用させる。有用となりうる外用薬として,コルチコステロイドや0.1%タクロリムス(カルシニューリン阻害薬)などがある。抗真菌薬の投与は,真菌の定着が問題となる場合にのみ治療に追加する。爪上皮の消失によって生じたすき間にエタノールを溶媒とする3%チモール溶液を1日数回塗布する方法が,このすき間の乾燥および無菌性を維持するのに役立つ。治療に反応せず,病変のある指が1本のみの場合は,有棘細胞癌を考慮し,生検を行うべきである。

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