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サンバーン

執筆者:

Elizabeth H. Page

, MD, Harvard Medical School

最終査読/改訂年月 2016年 6月
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サンバーンは,太陽の紫外線に過度に曝露することで生じる紅斑を特徴とし,ときに疼痛や水疱もみられる。治療は熱傷に対するものと同様であり,具体的には冷罨法やNSAIDなどがあるが,重症例には滅菌ドレッシングや抗菌薬の外用も行われる。日光の回避とサンスクリーン剤の使用による予防が極めて重要である。

日光による影響の概要も参照のこと。)

サンバーンは皮膚が紫外線に過度に曝露することで発生し,UVBの波長帯(280~320nm)の光線が最も著明な影響を引き起こす。

症状と徴候

症状と徴候は,重度の反応を除いて1~24時間後に現れ,72時間以内(通常は12~24時間以内)にピークに達する。皮膚の変化は,軽度な紅斑を生じて後に皮膚表面の落屑を来すものから,疼痛,腫脹,皮膚の圧痛,水疱を来すものまで様々である。全身症状(例,発熱,悪寒,脱力,ショック)は熱傷に類似し,身体表面の広範囲が侵されると現れることがある;これらの症状はIL-1などの炎症性サイトカインの放出により引き起こされる。強いサンバーンを生じた皮膚は数日後に剥脱することがある。

最も頻度の高い合併症は,二次感染,永続性の斑状色素沈着,ならびに皮膚癌のリスクの有意な増大である。剥脱した部位の皮膚は,数週間にわたり日光に極めて脆弱となることがある。

治療

  • 冷罨法,NSAID

サンバーンが完全に終息するまで,さらなる日光曝露を避けるべきである。水道水による冷却とNSAIDの内服が症状緩和に役立つほか,外用治療(例,アロエベラ,ワセリンなどの油脂性製品)も有用となりうる。コルチコステロイドの外用には,冷罨法を上回る効果はない。水疱が生じた部位は,滅菌ドレッシングとバシトラシンまたはスルファジアジン銀の外用を用いて,他の部分層熱傷( 初期の創傷ケア)に準じて処置すべきである。局所麻酔薬(例,アミノ安息香酸エチル)またはジフェンヒドラミンを含有する軟膏やローションは,アレルギー性接触皮膚炎を引き起こすリスクがあるため,基本的に避けるべきである。

広範で重度のサンバーンでは,コルチコステロイドの全身投与(例,成人または青年に対してプレドニゾン20~30mg,経口,1日2回,4日間)で早期に治療することで,不快感を軽減できることがあるが,このような使用については意見が分かれるところがある。

予防

簡単な対策(例,特に真昼の間は日光を避ける;目の詰まった衣類,帽子,サングラスを着用する;サンスクリーン剤を塗布する)を講じることで,サンバーンを来す可能性は有意に減少する。

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