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フィラリア感染症の概要

執筆者:

Richard D. Pearson

, MD, University of Virginia School of Medicine

最終査読/改訂年月 2017年 2月
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寄生虫感染症へのアプローチも参照のこと。)

糸状のフィラリア成虫は,リンパ組織または皮下組織の中に生息する。受精卵をもった雌は活発に運動する子孫(ミクロフィラリア)を産み,ミクロフィラリアは血液中を循環,または組織を移行する。適当な吸血昆虫(蚊またはハエ)に摂取されると,ミクロフィラリアは発育して感染性の幼虫となり,幼虫は昆虫の刺咬により次の宿主の皮膚に接種される。感染部位を除けば,いずれのフィラリアの生活環も類似している。ヒトに感染するフィラリアは数種のみである。成虫の寄生部位に基づいて分類できる。

皮下フィラリア症としては以下のものがある:

リンパ系フィラリア症としては以下のものがある:

  • バンクロフト糸状虫(Wuchereria bancrofti),マレー糸状虫(Brugia malayi),およびB. timoriにより引き起こされるリンパ系フィラリア症

まれに,イヌ糸状虫( Dirofilaria immitis)がヒトで感染症を引き起こすこともある(イヌ糸状虫症)。

フィラリア感染症(WuchereriaBrugiaOnchocerca,およびMansonella感染症など)に対する総合的なスクリーニング用の血清学的検査を提供している専門研究施設もある。この検査は感度が高いが,特定のフィラリア感染症を同定することはできず,活動性の感染と過去の感染を鑑別できない。この鑑別は症状のある旅行者ではそれほど重要でないが,鑑別ができない場合,流行地域の人々における本検査の有用性は制限される。

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