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ポリオワクチン

執筆者:

William D. Surkis

, MD, Jefferson Medical College;


Jerome Santoro

, MD, Jefferson Medical College

最終査読/改訂年月 2014年 11月
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製剤

不活化ポリオウイルスワクチン(IPV)は,ホルマリンで不活化したポリオウイルス1型,2型,3型の混合物を含有する。IPVには,ストレプトマイシン,ネオマイシン,およびポリミキシンBが微量に含まれている場合がある。経口弱毒生ワクチン製剤は,およそ240万人に1人の頻度で被接種者にポリオを引き起こすことから,米国では現在入手できなくなっている。

IPV,DTaP,およびときにB型肝炎またはHibとの混合ワクチンも使用可能である。

適応

IPVは,ルーチンの小児ワクチンの1つである( 0~6歳を対象期間とする推奨予防接種スケジュール)。

米国に居住する成人に対してルーチンにポリオウイルスワクチンの初回接種を行うことは推奨されない。予防接種を全くまたは部分的に受けておらず,かつ野生のポリオウイルスに曝露する可能性がある成人(例,流行地域への旅行者,ポリオウイルスが含まれる可能性のある検体を扱う検査室職員)には,IPVによる予防接種を行うべきである。予防接種を完了しているが,ポリオウイルスへの曝露リスクが高い成人には,IPVの追加接種を行うことができる。ポリオの感染リスクが高いと考えられる国に関する最新情報については,Travel Destinations ListおよびPolio: Traveler Informationを参照のこと。

禁忌および注意事項

主な禁忌は次の通りである:

  • 以前のこのワクチンの接種後に,またはワクチン成分に対して,重度のアレルギー反応(例,アナフィラキシー)を起こしたことがある

主な注意事項は次の通りである:

  • 中等度または重度の急性熱性疾患が認められる(その疾患が消失するまで接種を延期する)

接種

用量は0.5mLの筋肉内または皮下接種である。

計4回の筋肉内接種を,生後2カ月,4カ月,6~18カ月,および4~6歳時に行う。一般的に,最初の3回の接種には混合ワクチンを,最後の接種には単抗原ワクチンを使用する。4~6歳時にIPVの接種を受けなかった小児には,可及的速やかに追加接種を行うべきである。

DTaP-IPV/Hib(Pentacel®)を計4回の接種スケジュール(生後2,4,6,15~18カ月)で使用する場合は,4~6歳時にIPVを含有するワクチン(IPVまたはDTaP-IPV [Kinrix®])の追加接種を行うべきであり,そのため計5回の接種スケジュールとなるが,4~6歳時の追加接種にはDTaP-IPV/Hibを使用してはならない。至適な追加免疫を得るため,4回目と5回目の間は6カ月以上の間隔を空けるべきである。

ポリオウイルスへの曝露リスクが高いワクチン未接種の成人には,IPVの初回接種が推奨される。1回目と2回目の間で推奨される間隔は1~2カ月であり,3回目の接種は6~12カ月後に行う。2~3カ月以内に免疫の獲得が必要な場合は,計3回の接種をそれぞれ1カ月以上の間隔で行う。1~2カ月以内に免疫の獲得が必要な場合は,計2回の接種を1カ月以上の間隔で行い,1カ月以内に免疫の獲得が必要な場合は1回接種とする。

有害作用

IPVとの関連が報告された有害作用はない。ネオマイシン,ストレプトマイシン,およびポリミキシンBが微量に含まれていることがあるため,これらの薬物のいずれかに感作されている個人は,このワクチンに対してアレルギー反応を示す可能性がある。

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