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インフルエンザワクチン

執筆者:

William D. Surkis

, MD, Jefferson Medical College;


Jerome Santoro

, MD, Jefferson Medical College

最終査読/改訂年月 2019年 7月
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製剤

インフルエンザワクチンは基本的には次の2種類に分類される:

  • 不活化インフルエンザワクチン(IIV)

  • 弱毒生インフルエンザワクチン(LAIV)

3価ワクチンは,追加のB型ウイルス株をカバーする4価ワクチンに徐々に取って代わられつつある。卵タンパク質を含まない3価組換えインフルエンザワクチン(RIV3)と細胞培養由来のワクチン(ccIIV3)が利用できる。65歳以上の患者用には,高用量の3価ワクチンが使用できる。(CDC: Different Types of Flu Vaccinesも参照のこと。)

適応

以下の対象者には年1回のインフルエンザ予防接種が推奨される:

  • 生後6カ月以上の全ての個人

不活化インフルエンザワクチン(IIV)は生後6カ月以上の(妊婦を含む)全ての個人に接種することができる。

年齢に応じて適切な製剤を使用すべきである。

65歳以上の成人には,高用量IIVを接種すべきである。高用量接種は,65歳以上の成人にのみ推奨される。

組換えインフルエンザワクチン(RIV3)は18~49歳に使用される。

弱毒生インフルエンザワクチン(LAIV)は,2018~2019年のインフルエンザシーズンにおいて,妊娠しておらず,易感染状態でない健康な2~49歳の個人に接種することができる。LAIVの安全性は,進行した肺疾患や喘息など,インフルエンザからの合併症を発生させやすくする疾患のある集団では確立されていない。

易感染者(すなわち,感染防御下でのケアを必要とする患者)の診療に携わる医療従事者は,LAIVではなくIIVまたはRIV3の接種を受けるべきである(または,ワクチン接種を受けた後の7日間は易感染性患者との接触を控えるべきである)。

禁忌および注意事項

IIVの主な禁忌は以下の通りである:

IIVの注意事項としては以下のものがある:

LAIVの禁忌としては以下のものがある:

LAIVの注意事項としては以下のものがある:

RIV3の主な禁忌は以下の通りである:

  • 以前のRIV3の接種後に重度のアレルギー反応(例,アナフィラキシー)を起こしたことがある

RIV3の注意事項としては以下のものがある:

  • 発熱の有無にかかわらず,中等度または重度の急性疾患が認められる(消失するまで接種を延期する)

  • インフルエンザワクチンの接種後6週間以内にギラン-バレー症候群を発症したことがある

卵アレルギーが疑われる患者に対する注意事項:卵アレルギーの既往があるものの,卵への曝露後に蕁麻疹しかみられない患者には,インフルエンザワクチンを接種すべきである。一般に患者の年齢および健康状態に基づいて推奨される全てのインフルエンザワクチンが使用できる。

卵に対して蕁麻疹以外の症状(血管性浮腫,呼吸窮迫,ふらつき,繰り返す嘔吐など)を呈したことがある患者や,アドレナリンまたはその他の緊急治療を必要とする患者についても,一般に患者の年齢および健康状態に基づいて推奨される全てのインフルエンザワクチンが使用できる。ワクチンは入院または外来診療として,重度のアレルギー反応の検出および管理に長けた医師の監督下で接種すべきである。

用量および用法

インフルエンザワクチンは年1回接種する。

IIVは次のように接種する:

  • 生後6~35カ月の小児では,0.25mLを筋肉内接種

  • 3歳以上では,0.5mLを筋肉内接種

  • 18~64歳では,0.1mLを皮内接種

供給不足の際には,ワクチンを節約するため,より少量で皮内接種することができる。

LAIVは,左右の鼻孔に0.1mLずつ噴霧する(計0.2mL)。

RIV3は,0.5mLを筋肉内接種する。

有害作用

IIVについては,有害作用は通常,注射部位の軽度の疼痛に限られる。発熱,筋肉痛,その他の全身作用は比較的まれであるが,ワクチン接種を受けた人がワクチンのためにインフルエンザが発生したと誤解することがある。そのような反応は将来のワクチン接種の禁忌とはならず,予防接種を奨励すべきである。

LAIVについては,有害作用は軽度であり,鼻漏が最も多いほか,軽度の喘鳴が生じることもある。

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