流行性胸痛症

(ボルンホルム病)

執筆者:Kevin Messacar, MD, PhD, University of Colorado Department of Pediatrics, Section of Infectious Diseases
Reviewed ByBrenda L. Tesini, MD, University of Rochester School of Medicine and Dentistry
レビュー/改訂 修正済み 2024年 9月
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流行性胸痛症は,エンテロウイルスの一種であるコクサッキーウイルスB群によって引き起こされることが最も多い発熱性疾患である。感染により重度の胸膜性胸痛または腹痛を来す。

流行性胸痛症はあらゆる年齢で起こりうるが,小児で最も多い。

エンテロウイルス感染症の概要も参照のこと。)

流行性胸痛症の症状

重度で間欠的なことが多く,しばしば胸膜性の胸痛が突然心窩部,腹部,または前胸部下方に始まり,発熱ならびにしばしば頭痛,咽頭痛,および倦怠感を伴う。障害された体幹の筋は腫脹し圧痛を認めることがある。流行性胸痛症の症状は通常,2~4日で治まるが,数日以内に再発して,数週間にわたり持続または再発を繰り返すことがある。

流行性胸痛症の症例は,まれに無菌性髄膜炎精巣炎,より頻度は低いが心筋心膜炎を伴う。

流行性胸痛症の診断

  • 病歴聴取および身体診察

流行性胸痛症の流行中に原因不明の重度の胸膜痛または腹痛を呈する小児では,本症の診断が明らかなことがある。しかしながら,それ以外の状況では,胸痛または腹痛を呈する他の疾患による症状と鑑別するのが困難な可能性がある。

臨床検査による診断は,呼吸器検体または便検体からウイルスを検出するか,頻度は低いが抗体陽転を証明することによる。

血清クレアチンキナーゼ値は通常,筋の炎症のために上昇する。

流行性胸痛症の治療

  • 非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)などによる症状の緩和

流行性胸痛症の治療法としては,NSAIDやその他の対症療法などがある。

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