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流行性胸痛症

(ボルンホルム病;Bornholm病)

執筆者:

Mary T. Caserta

, MD, University of Rochester School of Medicine and Dentistry

最終査読/改訂年月 2019年 9月

流行性胸痛症は,大半がエンテロウイルス属に属するコクサッキーウイルスB群によって引き起こされる熱性疾患である。感染により重度の胸膜性胸痛または腹痛を来す。

流行性胸痛症はあらゆる年齢で起こりうるが,小児で最も多い。

エンテロウイルス感染症の概要も参照のこと。)

症状

重度で間欠的なことが多く,しばしば胸膜性の胸痛が突然心窩部,腹部,または前胸部下方に始まり,発熱ならびにしばしば頭痛,咽頭痛,および倦怠感を伴う。障害された体幹の筋は腫脹し圧痛を認めることがある。流行性胸痛症の症状は通常,2~4日で治まるが,数日以内に再発して,数週間にわたり持続または再発を繰り返すことがある。

まれに無菌性髄膜炎精巣炎,より頻度は低いが心筋心膜炎を合併する。回復後,別のコクサッキーウイルスB群による続発性感染症が起こりうる。

診断

  • 臨床的評価

流行性胸痛症の流行中に原因不明の重度の胸膜痛または腹痛を呈する小児では,本症の診断が明らかなことがある。しかしながら,それ以外の状況では,胸痛または腹痛を呈する他の疾患による症状と鑑別するのが困難な可能性がある。

臨床検査による診断はルーチンには必要ないが,咽頭拭い液または便検体からウイルスを検出するか,頻度は低いが抗体陽転を証明する。

治療

  • 非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)などによる症状の緩和

流行性胸痛症の治療法としては,NSAIDやその他の対症療法などがある。

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