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乳児一過性低ガンマグロブリン血症

執筆者:

James Fernandez

, MD, PhD, Cleveland Clinic Lerner College of Medicine at Case Western Reserve University

レビュー/改訂 2019年 12月
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乳児一過性低ガンマグロブリン血症は,血清中IgGの一時的な減少であり,ときにIgAおよび他の免疫グロブリン(Ig)アイソタイプが年齢に相応しい正常値を下回るレベルに減少する。

乳児一過性低ガンマグロブリン血症の診断は,血清中Ig濃度の低下(年齢平均値を2標準偏差以上下回る)およびワクチン抗原(例,破傷風,ジフテリア)に対する応答で抗体産生が正常であることを示す検査結果に基づく。したがって,本疾患は,ワクチン抗原に対して特異的抗体が産生されない永久的な型の低ガンマグロブリン血症と区別できる。

乳児一過性低ガンマグロブリン血症は数カ月から数年にわたり持続することがあるが,通常消失する。

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