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解離症群の概要

執筆者:

David Spiegel

, MD, Stanford University School of Medicine

最終査読/改訂年月 2015年 7月
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記憶,知覚,同一性,および意識の自動的な統合が正常に働かないことは,誰もが経験しうるものである。例えば,どこかをドライブした後で,個人的な心配事にとらわれていたり,ラジオ番組または同乗者との会話などのために,そのドライブでの多くの場面を思い出せないのに気づくことがある。そのような場合は非病的解離と呼ばれ,一般的には日常活動に混乱を生じさせることはない。

上記の正常範囲内のものとは対照的に,解離症を有する人々は,数分または数時間にわたる一連の正常な行動を完全に忘れることがあり,自身の体験の中で一定の時間が知らぬ間に経過していることに気づく場合もある。解離症群では,意識,記憶,知覚,同一性,情動,身体表象,運動制御,および行動の正常な統合が破綻し,自己の連続性が失われる。

患者は以下を経験することがある:

  • 自己(離人感)および/または外界(現実感消失)との分離感と同一性の断片化を含む,体験の連続性の喪失を伴う意識への不意の侵入

  • 重要な個人的情報の記憶障害(解離性健忘

解離症は極度のストレスの後に発生することが多い。そのようなストレスは,外傷的出来事や耐えがたい内面の葛藤によって生じることがある。解離症は心的外傷およびストレス因関連障害群と関連があり,急性ストレス障害心的外傷後ストレス障害によって解離症状(例,健忘,フラッシュバック,麻痺,離人感/現実感消失)が生じることがある。

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