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緊張型頭痛

(緊張性頭痛)

執筆者:

Stephen D. Silberstein

, MD, Sidney Kimmel Medical College at Thomas Jefferson University

最終査読/改訂年月 2018年 6月

緊張型頭痛では頭部全体に及ぶ軽度の疼痛を生じるが,片頭痛に伴う作業不能,悪心,および羞明はない。

頭痛患者へのアプローチも参照のこと。)

緊張型頭痛は発作性のこともあれば慢性のこともある。

  • 反復発作性緊張型頭痛の頻度は15日/月未満である。反復発作性緊張型頭痛は非常に高い頻度でみられ,一般用医薬品の鎮静薬で疼痛緩和が得られる場合が多く,ほとんどの患者は医療機関を受診しない。

  • 慢性緊張型頭痛の頻度は15日/月以上である。

症状と徴候

疼痛は通常軽度から中等度で,しばしば締め付けられるような痛みと表現される。こうした頭痛は,後頭部または両側前頭部より発生し,頭部全体に波及する。

片頭痛と異なり,緊張型頭痛には悪心および嘔吐を伴わず,身体活動,光,音,または匂いで悪化することはない。慢性緊張型頭痛の誘因となりうるものとしては,睡眠障害,ストレス,顎関節機能障害頸部痛,眼精疲労などがある。

発作性頭痛は30分~数日間持続しうる。典型的には起床後数時間で始まり,次第に増悪する。患者が頭痛によって眠りから覚めることはまれである。

慢性頭痛は強度が1日を通して変化しうるが,ほぼ常に存在する。

診断

  • 臨床的評価

緊張型頭痛の診断は,特徴的な症状の存在と神経学的診察を含めた身体診察の所見が正常であることに基づく。慢性緊張型頭痛の誘因となりうるものを同定し治療すべきである。

緊張型頭痛は,多くの片頭痛患者にみられる片頭痛の不完全型と鑑別すべきである;このような頭痛は片頭痛の一部の特徴のみを有し,緊張型頭痛に類似するが,頭痛は軽度で片頭痛に特異的な薬物に反応する。

緊張型頭痛が重度となることはまれであるため,重度の頭痛を緊張型頭痛と考えている場合,診断を再考すべきである。

パール&ピットフォール

  • 頭痛が重度であれば,緊張型頭痛の診断を検討しなおすべきである。

治療

  • 鎮痛薬

  • ときに行動面および精神面での介入

一部の片頭痛予防薬,特にアミトリプチリンは,慢性緊張型頭痛の予防に役立つ可能性がある。

軽度から中等度の緊張型頭痛のほとんどは,市販鎮痛薬(例,アスピリン,アセトアミノフェン)で緩和できる。患部をマッサージすることが症状緩和に役立つ可能性がある。

行動面および精神面の介入(例,リラクゼーションおよびストレス管理法)がしばしば用いられ,効果的であり,特に薬物療法と組み合わせると効果が高い。

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