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腰部脊柱管狭窄症

執筆者:

Alfred J. Cianflocco

, MD, FAAFP, Cleveland Clinic

最終査読/改訂年月 2017年 2月
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腰部脊柱管狭窄症(LSS)は腰部脊柱管の狭小化であり,脊髄または孔から出る前の坐骨神経根を圧迫する。歩行中または荷重負荷があるときに,体位性の背部痛,神経根圧迫の症状,および下肢の痛みを引き起こす。

頸部痛および背部痛の評価も参照のこと。)

脊柱管狭窄症は先天性または後天性のことがある。頸椎または腰椎を侵すことがある。後天性のLSSは,中年患者または高齢患者における坐骨神経痛の一般的な原因である。LSSの最も一般的な原因は,馬尾の圧迫を伴う,変形性関節症,退行性の椎間板疾患,脊椎症,および脊椎すべり症である。その他の原因には,骨パジェット病関節リウマチ,および強直性脊椎炎などがある。

症状と徴候

歩行中,ランニング中,階段を昇っているとき,または立っているときでさえ,殿部,大腿部,または腓腹部に痛みが生じる。痛みは静止立位では軽減しないが,背中を曲げるまたは座ることにより軽減する(ただし錯感覚は持続する)。坂道を歩いて上る場合は背中がわずかに曲がるため,歩いて下る場合より痛みが少ない。障害された神経根の分布域で,疼痛,錯感覚,筋力低下,および反射減弱がみられることがある。まれに,脊髄圧迫馬尾症候群を引き起こすことがある。

診断

  • 臨床的評価

  • ときにMRI,電気診断検査,またはその両方

特徴的な症状に基づいて脊柱管狭窄症を疑う。診断検査は坐骨神経痛に対するものと同様である( 坐骨神経痛 : 診断)。腓腹部の症状は間欠性跛行の症状に類似することがある。跛行は,安静(姿勢の変化ではない)による軽減,皮膚萎縮,ならびに脈拍,毛細血管再充満,および血管検査の異常により鑑別できる。

治療

  • 耐容性に応じた活動,鎮痛薬,およびときに神経障害性疼痛を緩和する薬剤

  • 理学療法

  • コルチコステロイドの硬膜外注射を行うことがある

  • 重症例に対し手術

保存的治療および手術の適応については,坐骨神経痛に対するものと同様である。進行した脊柱管狭窄症に対し,手術では脊柱管および椎間孔に侵害されることによる神経根絞扼の除圧を行い,これにはときに2または3カ所のレベルでの椎弓切除術に加え椎間孔拡大術を必要とする。

脊椎の安定性を維持しなければならない。1または2カ所の椎間腔に,不安定性がある場合,または関節炎による重度で極めて限局した変化がある場合は脊椎固定術が適応となることがある。

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