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アキレス腱付着部症

執筆者:

Kendrick Alan Whitney

, DPM, Temple University School of Podiatric Medicine

最終査読/改訂年月 2016年 9月
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足および足関節の疾患の概要も参照のこと。)

アキレス腱付着部症は,踵骨後上面のアキレス腱付着部の痛みである。診断は臨床的に行う。治療は,ストレッチ,副子固定,およびヒールリフトによる。

アキレス腱付着部症の原因は,踵骨上のアキレス腱が慢性的に牽引されることである。拘縮または短縮した腓腹部の筋肉(座位時間の長い生活習慣および肥満による)および運動による酷使が因子である。腱付着部症は脊椎関節症によって引き起こされることがある。

歩行時における,靴のヒールカウンター(月形芯)の上端より低い位置の踵後方の痛みが特徴的である。これらの症状がある患者の腱付着部位の触診で疼痛がみられれば,診断につながる。触診中に足関節を手で背屈させると,通常痛みは増悪する。再発する付着部炎(特に多病巣性のもの)がある場合は,脊椎関節症に関する評価(病歴および診察)を行うべきである。

治療

  • ストレッチ,副子固定,およびヒールリフト

腓腹部の筋肉のストレッチ(1日2~3回約10分間ずつ行うべきである)を目的とした家庭における運動プログラムのために理学療法が欠かせない。患者は,手をつけるように腕の長さの距離で壁に向かい,両膝を伸ばして患者の体重で足を背屈させるときに,後方に圧力をかけて腓腹部の筋肉を伸ばすことができる。荷重負荷によるアキレス腱へのストレスを最小化するために,長時間の安静の後に起き上がる際に,患者は約1分間足と足関節を可動域全体で自動運動させるべきである。就寝中に他動的ストレッチを加えるため,および拘縮の予防を補助するために,夜間用装具も処方することがある。

ヒールリフトを一時的に用いて,荷重負荷時の腱のストレスを減らし痛みを緩和すべきである。痛みが片方の踵だけにある場合でも,歩行障害および起こりうる二次的な(代償性の)股関節痛または腰痛を予防するために,ヒールリフトは両側に用いるべきである。

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