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呼吸筋機能の検査

執筆者:

James M. O’Brien, Jr.

, MD, MSc, OhioHealth

最終査読/改訂年月 2014年 4月

最大吸気圧(MIP)および最大呼気圧(MEP)の測定が,呼吸筋の筋力低下の評価に役立つことがある。

MIPは,閉鎖回路に対して最大吸気努力を行っている間に発生する圧である。吸気筋の筋力は肺気量と(曲線的に)負の相関を示すため,通常は残気量(RV)位で測定される。

呼気筋の筋力は肺気量と(これも曲線的に)正の相関を示すため,MEPは同様の手技を用いて全肺気量(TLC)位で行う。しかしながら,これらの手技から得られる情報は非特異的であるため,不十分な呼吸努力,筋力低下,および神経疾患を識別できない。

最大努力換気量(MVV)は,神経筋系および呼吸器系機能の別の測定尺度である。MVVとは12秒間の急速な,深い呼吸の間に呼出された全気量であり,予測MVV(1秒間の努力呼気量[1秒量:FEV1× 35または40と定義される)と比較できる。MVVの予測値と測定値の著しい相違は,神経筋系の予備能不足,呼吸運動の異常,または呼吸努力が不十分であることを示唆する場合がある。検査中における進行性の1回換気量の低下は,神経筋系の異常と合致するが,気流制限をもたらす疾患によるエアトラッピングが原因で生じることもある。

sniff testは,横隔膜の完全麻痺または不全麻痺が疑われる症例でときに用いられる。X線による透視下に,患者はすばやく短く強く吸気努力を行う(「においをかぐ」)。この手技は,他の呼吸筋(例,肋間筋)の寄与を最小限に抑える。片側横隔膜の筋力低下があると,対側の横隔膜に比べて可動域が減ったり,逆説的に上方に動くことがある。ときに,横隔膜および横隔神経の電気刺激が行われるが,この検査の施行および解釈には相当の専門知識を要し,検査の診断精度は不確実である。筋肉および神経の生検は選択された症例で役立つことがある。

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