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尿道癌

執筆者:

Viraj A. Master

, MD, PhD, Emory University School of Medicine

最終査読/改訂年月 2019年 9月

尿道癌はまれで,男女いずれでも発生し,扁平上皮癌または移行上皮癌,ときとして腺癌の場合がある。

ほとんどの患者は50歳以上である。特定のヒトパピローマウイルス株が特定症例で関連している。尿道腫瘍は周辺組織に早期に浸潤することから,診断時には進行している傾向にある。外鼠径部または骨盤(閉鎖)リンパ節は,通常最初に転移する部位である。

症状と徴候

大部分の女性は,血尿と閉塞性の排尿症状または尿閉を呈する。大部分が頻尿または尿道症候群(骨盤底筋の過敏性)の病歴を有する。大部分の男性は尿道狭窄の症状を呈し,血尿または血液様の分泌物を呈する患者は少数のみである。腫瘍が進行した場合,ときに腫瘤が触知される。

診断

  • 膀胱尿道鏡検査

診断は臨床的に示唆され,膀胱尿道鏡検査により確認される。尿道癌,尿道脱,および尿道カルンクルの鑑別診断に生検が必要になることがある。病期診断にはCTまたはMRIが用いられる。

予後

予後は,尿道内での癌の正確な位置と進展範囲,特に浸潤深度に依存する。5年生存率は,遠位部に腫瘍がある患者で60%超,近位部に腫瘍がある患者で10~20%である。再発率は50%を超える。

治療

  • 通常は切除またはアブレーション

前部尿道の表在性腫瘍または浸潤が最小限の遠位腫瘍に対する治療は,外科的切除,放射線療法(内照射療法,または内照射療法と外照射療法の併用),高周波治療,またはレーザー焼灼術による。より大きく,より浸潤が深い前部尿道の腫瘍と後部尿道近位部の腫瘍には,根治的手術と尿路変向術による集学的治療が必要であり,通常は化学療法および放射線療法も併用される。手術には両側骨盤リンパ節郭清およびときに鼠径リンパ節郭清を含め,しばしば恥骨結合および恥骨下枝の部分切除も行う。

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