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尿路感染症 (UTI) に関する序論

執筆者:

Talha H. Imam

, MD, University of Riverside School of Medicine

最終査読/改訂年月 2016年 5月
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尿路感染症(UTI)は,腎臓(腎盂腎炎)が侵される上部尿路感染症と,膀胱(膀胱炎),尿道(尿道炎),および前立腺(前立腺炎)が侵される下部尿路感染症に分類される。しかしながら,実際には(特に小児では)感染部位の鑑別が困難または不可能な場合もある。さらに,感染はしばしば1つの領域から別の領域へと拡大する。尿道炎と前立腺炎も尿路が侵される感染症であるが,通常,UTIという用語は腎盂腎炎と膀胱炎を指す。

膀胱炎および腎盂腎炎の大半は細菌によるものである。細菌以外で最も頻度が高い病原体は真菌(通常はCandida属)であり,比較的頻度が低いものとして抗酸菌,ウイルス,および寄生虫がある。通常,細菌以外の病原体による感染症は,易感染状態,糖尿病,閉塞,または構造的尿路異常を有する患者か,尿路に対する器具操作を最近受けた患者に生じる。

免疫能が正常な患者では,アデノウイルス(出血性膀胱炎に関与)を除き,ウイルスがUTIに大きく寄与することはない。

UTIの原因となる寄生虫疾患としては,フィラリア症トリコモナス症リーシュマニア症マラリア,および住血吸虫症がある。寄生虫疾患のうち,米国でよくみられるのはトリコモナス症のみであり,通常は性感染症(STD)として発生する。

尿道炎は,通常はSTDによって引き起こされる。前立腺炎は,通常は細菌が原因であり,ときにSTDが原因となる。

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