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挙筋症候群

執筆者:

Parswa Ansari

, MD,

最終査読/改訂年月 2016年 10月

肛門挙筋の痙攣によって引き起こされる間欠的な直腸痛。

肛門直腸疾患の評価も参照のこと。)

一過性直腸痛(直腸の一時的な疼痛)と尾骨痛(尾骨部の疼痛)は,挙筋症候群の変異型である。直腸痙攣は疼痛を引き起こし,典型的には排便とは関連せず,持続時間は通常20分未満である。疼痛は短時間の激痛または直腸高位の漠然とした痛みであることがある。疼痛は自然に,または座ると起こることがあり,患者は眠りから覚めることがある。痛みは,あたかも放屁や排便によって緩和するかのように感じることがある。重症例では,疼痛が何時間も持続することがあり,頻回に再発する。患者はこれらの症状のために様々な直腸手術を受けている場合があるが,いずれも有益ではない。

診断

  • 臨床的評価

身体診察によって他の有痛性の直腸疾患(例,血栓性痔核裂傷膿瘍)を除外できる。身体診察では,正常のことが多いが,挙筋(通常は左側)に圧痛または緊張を認めることがある。ときに腰部または前立腺の疾患が原因となる症例もある。骨盤痛の他の原因(例,悪性腫瘍)を除外しなければならない。ほとんどの場合,挙筋症候群の明確な原因は同定できない。

治療

  • 鎮痛薬,坐浴

  • ときに直流電流刺激

挙筋症候群の治療として,この疾患が良性であることを患者に説明する。急性発作は,放屁や排便,坐浴,または弱い鎮痛薬によって緩和することがある。症状がより強い場合は,理学療法が効果的となりうる。骨格筋弛緩薬の投与や局所または区域麻酔下での肛門括約筋マッサージを試すことができるが,その有益性は不明である。

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