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経鼻胃管またはイレウス管挿入

執筆者:

Walter W. Chan

, MD, MPH, Harvard Medical School

最終査読/改訂年月 2017年 2月
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経鼻胃管またはイレウス管挿入は胃の減圧に用いられる。胃アトニー,イレウス,閉塞の治療;摂取した毒物の除去または解毒剤(例,活性炭)の投与,あるいはその両方;胃内容物の分析用(容量,酸含有量,血液)の検体採取;栄養の補給に用いられる。

経鼻胃管挿入の禁忌としては以下のものがある:

  • 上咽頭または食道閉塞

  • 重度の顎顔面外傷

  • 未治療の凝固異常

食道静脈瘤はこれまで禁忌とされているが,有害作用を裏付けるエビデンスはない。

数種類の管を使用できる。LevinチューブまたはSalemサンプチューブは,胃の減圧または分析に使用されるほか,まれに短期間の栄養補給に使用される。長期にわたる経腸栄養には,様々な細長いイレウス管が使用される。

挿管では患者は背筋を伸ばして座るか,それができない場合は,左側臥位を取る。鼻および咽頭に噴霧する表面麻酔薬は不快感を和らげるのに役立つ。頭をいくぶん傾けさせ,潤滑剤を塗布した管を鼻孔から挿入し,後方に進めた後,上咽頭に沿うように下方に進める。先端が咽頭後壁に達したら,患者はストローで水を少しずつ飲むべきである。呼吸時に激しい咳嗽とともに空気が管を通過する場合は,管が誤って気管に留置されていることを示す。胃液の吸引によって管が胃に入ったことを確認できる。より太い管の位置は,20~30mLの空気を注入し,左肋骨下部に聴診器を当てて空気の流れを聴診することによって確認できる。

一部の小口径の軟性経腸栄養チューブは,補強ワイヤーまたはスタイレットの使用を必要とする。これらのチューブの幽門通過は通常,X線透視下または内視鏡検査下で行う必要がある。

合併症はまれで,出血を伴うまたは伴わない上咽頭外傷,誤嚥,外傷性の食道または胃の出血もしくは穿孔,また頭蓋内または縦隔穿通(非常にまれ)などがある。

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