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虚血性大腸炎

執筆者:

Parswa Ansari

, MD,

  • Assistant Professor and Program Director in Surgery
  • Hofstra Northwell-Lenox Hill Hospital, New York

最終査読/改訂年月 2017年 1月
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虚血性大腸炎は,大腸への血流が一過性に減少することによって生じる病態である。

壊死が起こることがあるが,通常は粘膜内と粘膜下層に限局し,外科手術を要する全層壊死が起こることはごくまれである。虚血性大腸炎は主に高齢者(60歳以上)にみられ,小型血管の動脈硬化が原因と考えられている。また腹部大動脈瘤修復術の合併症のこともある。

虚血性大腸炎の症状は急性腸間膜虚血症と比較して軽度で出現が緩徐であり,左下腹部痛に続いて下血が起こる。

診断

  • CTまたは大腸内視鏡検査

虚血性大腸炎の診断はCTまたは大腸内視鏡検査による。

血管造影またはMRアンギオグラフィーの適応はない。

治療

  • 輸液,腸管安静,および抗菌薬

  • まれに手術

虚血性大腸炎の治療は,輸液,腸管安静,および抗菌薬投与による支持療法である。

外科手術は,虚血性大腸炎が血管手術の合併症であるか,または全層壊死がない限り,必要になることはまれである。約5%の患者で再発がみられる。ときに,数週間後に虚血部位に狭窄が生じて,外科的切除を要することがある。

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