トーンワルト嚢胞

トーンワルト嚢胞は、上咽頭の正中線上にみられるまれな良性の嚢胞で、感染することがあります。

トーンワルト嚢胞は上咽頭（鼻腔の奥から軟口蓋の上までの領域が含まれる）にできます。この嚢胞が感染して、不快な味や悪臭を伴う膿が生じ、耳管（中耳と鼻腔をつなぐ管）が詰まり、のどの痛みが生じることがあります。

上咽頭の位置

口、鼻、のど

3D Model

トーンワルト嚢胞の診断を下すためには、鼻咽頭鏡（観察用の柔軟な管状の機器）を鼻から通します。トーンワルト嚢胞の診断は、CT検査やMRI検査などの画像検査で確定します。

嚢胞を吸引または切除するために手術が行われます。