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軟体動物による刺傷

執筆者:

Robert A. Barish

, MD, MBA, University of Illinois at Chicago;


Thomas Arnold

, MD, Department of Emergency Medicine, LSU Health Sciences Center Shreveport

レビュー/改訂 2020年 4月
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軟体動物には,巻貝(イモ貝など),頭足類(タコおよびイカを含む),および二枚貝が含まれる。

Conus californicus

Conus californicusは,北米海域において唯一の危険な巻貝として知られている。刺されると局所痛,腫脹,発赤,およびしびれが生じ,まれに麻痺またはショックへと進行する。

イモガイ類

インド洋や太平洋では,ダイバーや貝収集家において,まれにイモガイ類が海における毒液注入の原因となる。イモガイは攻撃的に扱われた際(例,貝殻の洗浄中,ポケットに入れたとき),銛状の歯で毒を注入する。イモ貝毒に含まれるイオンチャネルおよび神経伝達物質受容体を遮断する多数の神経毒は,通常可逆的な麻痺をもたらすが,一部には死亡例もある。

治療は支持療法であり,局所の圧迫固定(例,患肢周囲に幅の広いクレープ加工素材またはその他の素材の包帯を巻く),温水浸漬,破傷風予防などが考えられる(ルーチンの創傷管理における破傷風予防 ルーチンの創傷管理における破傷風予防 ルーチンの創傷管理における破傷風予防 の表を参照)。重症例では呼吸補助が必要になる場合がある。

タコ類

イカ類

大型(1.5mに達する)で攻撃的なアメリカオオアカイカが米国西海岸に生息しており,釣り人やダイバーへ咬傷も報告されている。その他のイカの種はあまり問題とならない。

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