骨軟骨症の概要

骨軟骨症は，様々な箇所の骨化中心における非炎症性，非感染性の骨成長の障害である。このような障害は成長が最も活発な時期に発生し骨端を侵す。

骨軟骨症の病因は通常不明である；一部の疾患には家族性の要素がみられるものもあるが，遺伝形式は複雑である。骨軟骨症は解剖学的分布，経過，予後の点で多様である；典型的には疼痛を起こし，整形外科的に重大な影響がある。一般的な例としては以下のものがある：

• ケーラー病

• レッグ-カルベ-ペルテス病

• オスグッド-シュラッター病

• ショイエルマン病

まれな骨軟骨症と侵される骨としては，フライバーグ病の第2中足骨頭，Panner病の上腕骨小頭，ブロント病の脛骨近位部などがある。シーバー病（踵骨骨端症）は比較的よくみられる骨軟骨症である。