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ケーラー病

(Köhler病)

執筆者:

Frank Pessler

, MD, PhD, Helmholtz Centre for Infection Research

レビュー/改訂 2020年 10月
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骨軟骨症は,様々な箇所の骨化中心における非炎症性,非感染性の骨成長の障害である。

ケーラー病は通常,3~5歳の小児に発症し(男児により多い),片側性である。足に腫張および疼痛が発生し,圧痛は内側縦アーチ上で最大となる。荷重負荷および歩行で不快感が増し,歩行障害を来す。

X線上では,舟状骨がまず扁平化して硬化し,その後断片化し,やがて再骨化する。患側を健側と比較するX線が進行の評価に役立つ。

経過は慢性的であるが,まれに2年以上持続する。安静,疼痛緩和,および過度の荷重負荷の回避が必要である。この病態は通常,長期の後遺症を残すことなく,自然に軽快する。急性例では,足の縦アーチの下に合わせてよく成型した,膝から下のウォーキング用ギプスの2~3週間の装着が有用なことがある。

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