結膜下出血

執筆者:Melvin I. Roat, MD, FACS, Sidney Kimmel Medical College at Thomas Jefferson University
レビュー/改訂 2019年 10月
意見 同じトピックページ はこちら

    結膜下出血は結膜下における血液の漏出である。

    結膜下出血は,通常局所的な小さな外傷,いきみ,くしゃみ,または咳嗽の結果生じる;まれに自然に起こる。充血の範囲および位置が病因の確定に役立つことがある。眼球結膜および眼瞼結膜のびまん性充血は,結膜炎に典型的である。結膜下出血は患者を驚かせるが,血液疾患(まれ)または顔面もしくは眼の損傷に合併する場合を除き,病理学的重要性はない。

    結膜下出血は通常2週間以内に自然に吸収される。外用コルチコステロイド,抗菌薬,血管収縮薬,および圧迫によって再吸収が早まることはない;患者を安心させるだけで十分な治療となる。

    quizzes_lightbulb_red
    Test your KnowledgeTake a Quiz!
    医学事典MSDマニュアル モバイルアプリ版はこちら!ANDROID iOS
    医学事典MSDマニュアル モバイルアプリ版はこちら!ANDROID iOS
    医学事典MSDマニュアル モバイルアプリ版はこちら!ANDROID iOS