膀胱鏡検査

執筆者:Paul H. Chung, MD, Sidney Kimmel Medical College, Thomas Jefferson University
レビュー/改訂 2020年 5月
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    膀胱鏡検査は,光ファイバー製の硬性または軟性内視鏡を膀胱に挿入する検査である。

    適応としては以下のものがある:

    • 泌尿器疾患の診断の補助(例,膀胱腫瘍膀胱内の結石前立腺肥大症

    • 尿道狭窄の治療

    • 尿管X線撮影またはJJ(ダブルJ)ステント(腎盂および膀胱に留置する遠位端がコイル状になったステント)留置のための膀胱へのアクセス

    主な禁忌は活動性の尿路感染症(UTI)である。

    膀胱鏡検査は通常,外来診療として,局所麻酔下(リドカインゲル2%を尿道に適用)または必要に応じて意識下鎮静もしくは全身麻酔下で施行される。合併症としては,UTI,出血,膀胱外傷,尿道外傷などがある。

    膀胱鏡検査(膀胱結石)
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    この画像には,いくつかの膀胱結石(黄色の球)を捉えた膀胱鏡下の映像が写っている。
    Dr. Arnold Rivera/SCIENCE PHOTO LIBRARY
    膀胱鏡検査(膀胱癌)
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    移行上皮癌の男性患者の膀胱鏡像では,膀胱壁に腫瘍(中央)が認められる。
    DR P. MARAZZI/SCIENCE PHOTO LIBRARY
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