手首てくびの骨折こっせつ

手首てくびの関節かんせつは、肘ひじから先さきにある2本ほんの長管骨ちょうかんこつが、手ての付つけ根ねにある8個この小ちいさな骨ほねと出会であうところです。これらの骨ほねのどれかが折おれると、手首てくびの骨折こっせつとみなすことができます。しかし、医師いしが「手首てくびの骨折こっせつ」というときは、ふつうは次つぎの場合ばあいです：

• 肘ひじから先さきにある2本ほんの骨ほねの片方かたほうまたは両方りょうほうが折おれた場合ばあい

この種類しゅるいの手首てくびの骨折こっせつは、とてもよくあるけがです。手首てくびの小ちいさな骨ほねが折おれることはあまり多おおくはありません。

• 手首てくびの骨折こっせつは、高齢こうれいの人ひとによく起おこります。

• 骨ほねが押おされて位置いちがずれ、元もとにもどす必要ひつようがある場合ばあいがあります。

• ふつうはギプスだけで十分じゅうぶんですが、医師いしが手術しゅじゅつをすることもあります。

あなたの手首てくびが骨折こっせつしていると思おもったら、すぐに病院びょういんに行いってください。

手首てくびの骨折こっせつはふつう、次つぎのことによって引ひき起おこされます：

• 転ころんだときに手てのひらや手てのこうをつく

手首てくびの骨折こっせつ

次つぎの症状しょうじょうが現あらわれることがあります：

• 手首てくびの痛いたみや腫はれ

• 手首てくびを回まわすと痛いたい

• 手首てくびの形かたちがゆがんでいるように見みえることがある

• 場合ばあいによっては、人差ひとさし指ゆびの先さきがしびれたり、親指おやゆびと小指こゆびをくっつけることができない

医師いしは次つぎのことをします：

• X線検査せんけんさ

医師いしは次つぎのことをします：

• 痛いたみ止どめの薬くすりを与あたえる

• 骨ほねを動うごかして元もとの位置いちにもどす

• ギプスを数週間すうしゅうかんつける

• 場合ばあいによっては、医師いしが折おれた骨ほねを元もとの位置いちにもどして固定こていする手術しゅじゅつをする

• 場合ばあいによっては、金属きんぞく製せいのプレートや創外固定器そうがいこていき（体からだの外そとにつける金属きんぞくのフレームで、長ながいネジで骨ほねとつなぎ止とめます）を使つかって、骨ほねが治なおるまで固定こていする

折おれた骨ほねが治なおった後あと、手首てくびはかたくなります。手首てくびをやわらかくして筋肉きんにくの力ちからを回復かいふくさせるために、運動うんどうする必要ひつようがあります。