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網膜上膜

執筆者: Sunir J. Garg, MD, FACS, Associate Professor of Ophthalmology;Physician, Thomas Jefferson University;The Retina Service of Wills Eye Hospital

網膜上膜(別名、セロハン黄斑症、黄斑部網膜上膜形成症、黄斑前線維症)では、網膜を覆う薄い膜が形成され、そのために視力が障害されます。

網膜上膜とは網膜の上にできる瘢痕組織の薄い膜で、この膜が収縮するためその下の網膜にしわが生じます。網膜上膜は、一般に50歳以上で発症し、特に75歳以上の人に最も多くみられます。

眼球後部の内側を満たしているゼリー状の硝子体は、年をとるにつれて縮んでいきます。網膜にしわができる原因または要因には、以下があります。

  • 糖尿病性網膜症

  • ぶどう膜炎

  • 網膜剥離

  • 眼の外傷

しかし、たいていの場合、はっきりとした原因は特定されません。

症状には、ものがぼやける、ものがゆがんで見える(直線が波打って見えるなど)があります。多くの人が、プラスチックのラップやセロハンを通して見ているようだと言います。医師は検眼鏡で眼球の後部を観察して診断を確定します。蛍光眼底造影法と光干渉断層法も診断に役立ちます。

ほとんどの場合、治療は必要ありません。視力が悪い場合は、網膜上にできた膜を、膜剥離と呼ばれる方法で外科的に除去します。この手術は手術室で局所麻酔で行い、通常30分程度で終わります。