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眼内炎

執筆者: Sunir J. Garg, MD, FACS, Associate Professor of Ophthalmology;Physician, Thomas Jefferson University;The Retina Service of Wills Eye Hospital

眼内炎とは、眼の中で起こる感染症です。

  • 眼内炎は、眼の手術や、眼のけが、血液の感染によって起こります。

  • ひどい眼の痛み、眼の充血、視力低下が起こることがあります。

  • 分泌液の培養を行い、できるだけ早く抗生物質を使用します。

眼内炎はあまり一般的ではありません。眼内炎は手術の切開部や眼球のけがから、または頻度は少ないですが血流に乗って、眼に入った微生物によって起こります。血流内の感染症は、静脈注射薬の使用、膿瘍(膿がたまったもの)、皮膚潰瘍、肺炎や敗血症などの感染症、体内のどこかの手術など、多くの原因で起こる可能性があります。感染の多くは細菌が原因で起こりますが、真菌(カビなど)や原生動物が原因の場合もあります。ウイルスが原因で眼に広範な感染が起こることもありますが、通常、眼内炎には分類されません。

眼内炎の症状には、痛み、白目部分の充血、明るい光が非常にまぶしい、視力が部分的あるいは完全に失われるなどが含まれ、重症になることがあります。診断は症状、眼の診察、培養検査をもとに行いますが、場合によっては抗体検査やDNA検査も行います。培養は房水(眼球内の前方にある液体)や硝子体(眼球後部の内部にあるゼリー状の物質)から採取し、感染の原因微生物を特定するとともに、どの薬剤が最も有効かを調べます。

眼内炎は緊急を要する病気です。通常、視力を守るために、抗生物質による治療を直ちに開始する必要があります。極端な場合、数時間の遅れが、回復不可能な視力の低下につながることがあります。眼内炎の原因であると判明した微生物に応じて、抗生物質の選択を調整することがあります。抗生物質は、眼内に注射、あるいは静脈内または経口で投与されます。抗生物質を眼内に注射した後数日間、コルチコステロイドが経口投与されることもあります。感染をくい止める確率を上げるため、眼球内部の感染組織を取り除く手術が必要になる場合もあります。